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CULTURE / カルチャー

DAVID DAVIDSON (REVOCATION) / INTERVIEW

“次世代スラッシュ”の来日が遂に頻繁におこなわれる兆しが見えるなかで、奇跡的に来日が決定した彼らをキャッチ!!


DAVID DAVIDSON(GUITAR/VOCAL)が登場です。


Interview. DAVID DAVIDSON(Gt / Vo)   Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIAinc. 代表)


 

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● 日本盤リリース時、レーベル代表の早川さん( RELAPSE JAPAN )に『来日させて欲しい!!


アメリカまで観に行きたい位に最高だ!!』と電話する程、アルバムにブッ飛ばされました。


『来日おめでとう』だし、『来日有り難う!』って気持ちです。


 

  DAVID


本当に有り難う!!


名古屋/大阪と非常に良いライヴが出来たから、今日の東京でのライヴも凄い楽しみにしているんだよね!!


 

● さて、何処が凄かったって言ったら、【 ロックンロールしている事 】です。僕は最近気付いたんですが、スラッシュメタルと一般に言われる音楽は【現代版のロックンロールミュージック】なんじゃないか?って事。


特にギターのフラッシーなリフや展開なんて、僕には<CHUCK BERRY>を聴いている時と “ 変わらない興奮 ” が有るんです。


貴方はこの意見をどう思いますか?


 

  DAVID


オゥ♪それは嬉しい表現だね!!


さっきのインタビューでも<GUNS N' ROSES/Slash>が大好きで影響を受けていると言ったばかりなんだけど、そうやってヒロが【 ロックンロールの泥臭さ 】を俺のギターから感じてくれて凄い嬉しいよ!!


ヘッドバッキングする【 メタル的 】な格好良さだけで無く、ロックンロールの要素も聴いてくれるのは本当に光栄だね。


 

● 貴方達の特徴は、先程言ったギタープレイ/ベースのプログレシィヴな展開/ドラムの的確なバスドラムの入れ方などといった要素が有ります。


80年代の焼き回しでは無い【 オリジナルの音楽性 】だと思うんです。


メンバーの趣向が実は【 バラバラ 】だと思うのですが、誰が “まとめて” いるのですか?


 

  DAVID


俺がメインで曲を創っているし、アレンジもしているのだけれど。


だた“ ギターリフ ”を創った時に、『此処はこうしたい/こういう要素を入れたい』とか全て頭で構成しているんだよね。


俺自身は全ての楽器が好きな奴だから、全部が浮かんでくるんだよ。


で、メンバーに聴かせてみんなの意見を入れていくんだ。


みんなで【 幼い頃から一緒にやってきてる 】から楽曲の目指している方向は同じなんだよね。


 

● 僕の会社はアパレル関係/ラジオ/雑誌/イベントといった事をしています。


内容以外にも、ジャンルすら幅広く展開しています。


しかし、今の世の中は【 雑食/幅広さを好まれない時代 】です。


貴方達の音楽も可成りの幅広さだと思います。


それに対する世間(リスナー/業界関係者)の【 狭い感覚 】の反応に対しての苦悩は有りませんか?


僕は『格好良ければ良いじゃん』って、常にカテゴリー分けによる偏りに対して【 苛立ち 】感じています(笑)


 

  DAVID


今の時代は何でも【 一つのカテゴリーに入れる方が楽 】と捉える傾向であると俺も思っているよ。


例えば、『俺らはスラッシュメタルだ!』とか限定して表現しているとは思っていないし、色んな要素が有ると思っている。


勿論、俺らは【 メタルの大ファン 】で有るし、メタルにも色んなジャンルが有るよね。


“ グラインドコア ” だったり “ ブラックメタル ” だったり...それを一つにしようとする世間に【 窮屈さ 】を感じるよ。


その世間のプレッシャーを感じて、その狭い枠に自分達自身で意識して向かうバンドもいるけど(苦笑)、俺達は本当に聴きたい/演奏したい曲をやる事が大事と思って活動している。


楽曲によって色んなメタルのパーソナリティーが有るのは聴いて貰ったら分かると思うし、その様々な要素の楽曲を【 作品として一つ 】として知って欲しい。


最終的には僕らは【 全てのメタルミュージック 】が好きなんだって事だよね。


 

● “ プレッシャーの高さ ” や “ 自由度 ” による【 急激な成長をする可能性 】を考え、僕の会社も敢えて少人数なのですが、貴方達も“トリオ”でバンド編成している最小ユニットです。


理由を教えて下さい。


仲が良いだけかも知れませんがね(笑)


 

  DAVID


俺達は“ 中学の時 ”から一緒にバンドをやっているのだけれども、それを踏まえて3人でやっている理由は影響や思考が近く、凄い居心地が良くてなんだよね。


勿論、将来メンバーを増やす自由も有る訳だし...ツアーサポートとしてでも良いけどね。


でも3人だと人数が少ない分だけ、お互いに【 リスペクト(感謝)をする事 】が多くなるのが最高に気持ち良いんだよね。


 

● 僕からすると4人目のギターを入れれば、それこそ大物の<DREAM THEATER>(現在最高峰のプログレシィヴロックバンド。


2010年サマーソニックで来日決定!!)と一緒にツアー出来る程のバンドだと思っているよ。


 

  DAVID


アッハッハッ♪それはクールだね!!


 

● (笑)さて、<REVOCATON>の【 自信や特徴 】を明確に教えて貰えたりしますか?


僕自身だったら、常に言えますけどね(笑)


 

  DAVID


俺が考えるに楽曲に対する自信も有るし、メタル界にも凄い貢献しているところも有るね。


ステージに上がれば、アメリカだろうが何処だって“ 本当に好きな様 ”にライヴをしているので、その部分かな。


 

● 近年で自身の“クリエイト”に繋がっていく様な【 ジェラシー 】を感じた事は有りますか?


音楽のカルチャーだけに限らないで結構です。


 

  DAVID


若い頃は...って今も23歳だから若いけどさ(笑)、CDやライヴでテクニカルなギタープレイを聴いては『スゲエ!!コレがしたい!!』と思い、メトローノームを鳴らして一生懸命練習したのだけれど(笑)、最近はそんな競争心や憧れを抱くような時間が無いし、今後いつだって自分以上のテクニカル/クリーンな演奏をする奴は現れると思う。


そんな技術的な事よりも俺は【 良い曲を創りたい 】と思っている。


自分をユニークに/より上手く表現出来る事が、アーティストとして1番大事な事なんだと思う。


色んなバンドがアルバムをリリースすると『コレは今までに無いブルータルな音楽だ!』『今までに無い最速の音楽だ!』とか言っているけど、それは嘘じゃないかな?と思える。


“ より速く ” とか “ より激しく ” とか求めていくと限界が有る訳で、それよりも【 より良い曲 】と言いたいよね。


なにより【 ユニークな個性 】が一番大事だと思っているよ。


 

● 好例の質問になります。


<REVOCATION>の現在有るオリジナルナンバーしか演奏しない、架空の【 2代目REVOCATION】メンバーを各パート選出して下さい。


“ 故人 ”を入れても構いませんが、“ジョーク無し”の格好良いバンドにして下さいね!!


 

  DAVID


う〜ん、参ったね(笑)


ギターはさっきも言った<GUNS N' ROSES/Slash>だね。


ドラムは最高のメタルマスターである<Gene Hoglan>(DARK ANGEL、DEATH、TESTAMENT等で活躍する怪物的高速ドラマー)が良いな。


ベースは全くかけ離れているけど<Victor Wooten>(ジャズ、フュージョン系の黒人ミュージシャン)を選ぶよ。


ヴォーカルは<GWAR/Oderus Urungus>で...(ちょっとした間があって)ヒロ、コレで良いと思う?(笑)


 

● ウン!(メチャクチャだなぁ〜)最後に、これを読んでるみんなにメッセージを下さい。


“ メタルファン ”だけでは無いから慎重にね!


 

  DAVID


(大声で)HEY!みんな元気かい?僕らの音楽を是非聴いて欲しい。


“ スウィートミュージック ”が好きな人がいたら、俺達の音楽を聴いて欲しい。


最高の【 ロックアウト 】が出来ると思うよ!!(笑)


 

● DAVIDと話して思った事が、頭の回転が速いって事。


それはつまり【 伝えたい事が沢山有る 】って事なんじゃないかな?


この後も、他のカルチャーでも色々と発表して下さい。


これは“ 僕個人のリクエスト ”ですが、今日のインタヴューの感想を教えて下さい。


 

  DAVID


有り難う!!


インタヴューを始まったから思っていたのが、本当に俺達の音楽をよく聴いてくれている/理解してくれているって事だね。


特に“ インテリジェンスな質問 ”が多くて『どう答えていこうか?』と頭を沢山働かせる、素晴らしい時間だったよ。


“ ステレオな質問(よく見かける様な質問) ”が一切無い、様々な角度からの視点を感じれて最高だった!!


 

● こっちこそ有り難う!!


 

<あとがき>


今回の正直、彼らのアルバムの良さと同じレベルのインタヴューとは成らなかったと残念です。


若さからなのか、僕の質問のせいなのかは分かりませんが、不完全燃焼な感じでした。


本当にアルバムは最高の内容なので、是非聴いてからもう一度読み返して欲しいなぁと思います。


もっと引き出したかったのになぁ...次回こそ!!


 













 

 

 

 

 

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