CULTURE / カルチャー | 須藤 寿 (髭:HIGE) / INTERVIEW商品画像

CULTURE / カルチャー

須藤 寿 (髭:HIGE) / INTERVIEW

「近い様で遠い存在?」日本の音楽シーンでも不思議な距離感を持ったバンドと初対面になりました。


イベントでも流していますが、メジャーのシーンでも特に「洋楽ファン」(変な表現ですが分かり易いでしょ!)を巻き込む現象を起こすこのバンド。


どんな内容になりますか?過去のインタヴューを読んでいたスタッフ曰く、


『社長とは凄い仲良くなるか/陰険な雰囲気になるかのどっちか?だと思いますが‥・』と不安そう。


撮影込みの30分、短期決戦です!!さ〜てどうなるのでしょうか?


Interview. 須藤 寿(Vo&Gt)    Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIA.inc代表)


 

・髭(HIGE) Official Web Site


・髭(HIGE) Official Twitter


・髭(HIGE) Official Facebook


・髭(HIGE) Official Instagram


 

● 始めまして。今回は宜しくお願い致します。


僕は基本的な新作情報とかは「他誌」に任せていますので(笑)、僕ららしい質問になると思います。


短い時間ですが、少しでも良い意味で疑問を持ってもらったら嬉しいです。


さて、最初の質問はメジャーシーンで活動するようになって、結構年月は経ったと思います。


どうですか、当初苛つく/納得出来ない音楽シーンの"システム"は<髭(HIGE)>自身の活動によって改善されてきましたか?


それとも増え続けていますか?



  須藤


特に無いですけどね‥レコード会社とかですか?


 

● そうですね、それを含め音楽界全体ですかね。


 

  須藤


いや、どんどん「自由」になっているんじゃないですか。音楽も自由になっているし、ジャンルも広くなってる気がする。


今なんて俺より皆の方がアーティストとか、よく知っているし。ネットとかでね。


だからレコード会社も自由な音楽を提供していくだろうし、ミュージシャン自体が自由な展開をしているんじゃないですかね。どんどん「やり易く」なってる気がします。


 

● ん〜‥では海外のアーティストとインタヴューすると、「違法なコピー」等でパッケージ(CD/DVD)が売れない状況が有るが、ライヴ会場に人が戻って来ている現状らしいです。


でも日本はその状況にはなっていないと思っています。


特に感じるのは、「東京/大阪/名古屋」いや、今だったら東京だけかも知れませんが、「東京では動員が有るバンドでも地方では入らない」現象が有ります。


テレビに出る様な人達では無くてね。


 

  須藤


はいはい。


 

● でも髭(HIGE)のライヴは各地域で凄い動員数が有るじゃないですか。


全国的には知名度が同じ位のバンドとの「この違い」はどこからきてると思いますか?


 

  須藤


まぁ「CDセールス」を大事にしているか、「現場(ライブ会場)」を大切にしているか‥どちらが良い悪いって事ではないですけど、<大は小を兼ねる>って言葉が有りますがセールス良ければ、結果的に動員も増えるのは事実でしょうし。


僕らの場合は単純に「オリコンチャート何位?」みたいなバンドでは無いと思っているし、現場が盛り上がるしか「生き残る方法が無い」としか言えない。


 

● でも、オリコンチャートに上がっても動員は厳しい人達が沢山居ますよ。


それこそ「パラドックス」みたいで変ですけど‥


そう考えると売れていてもライヴが駄目なら動員は見込めないって、ある意味「リアルな状況」に‥


 

  須藤


(遮るかの様に)でも、さっきの話に戻せば、別に日本でも違法コピーはバッチリ「流行っている」訳だし、国内でもセールスは全体的にガタ落ちしている事実は有るしね。


 

● う〜ん‥(暫く無言)


では、もういい加減にして欲しい位の「再デビュー」を果たしたバンド<THE BEATLES>ですが、やはり怪物らしく、残念ながら今年の音楽業界で一番の注目だった事になりそうです。


僕はリスナーとして<髭(HIGE)>の音楽性とリンクする部分を感じます。


それは「メロディー」も勿論ですが、それよりも「ユーモア/遊び」だったりします。それを「反骨精神」と言ってもいいと思うんですが。


色んなバンド聞いているのですが、先輩バンドの彼らを「どう捉えて」いますか?


 

  須藤


捉えてないなぁ‥(薄笑)


 

● えぇ〜!!全く無いですか?


 

  須藤


リアルタイムでも何でも無いからなぁ‥まぁ「教科書」みたいな感じの世代だと思ってるし‥勿論<THE BEATLES>は大好きですけど、あの人達の「あれ」を真似したいとか思った事ないですしね。好きな作品は沢山有りますよ。


あんまり僕は深い「ビートルズ理論」は有りませんけど。


※途中感想‥・いやぁ〜文体に置き換えると凄いシュールな空気が漂っていますよねぇ〜(大笑)。最初に言った通りに「噛み合ってないんじゃない?」って感じが‥・。でも違うんですよ。確かに声のトーンも静かだったんですが、僕の中では良い感じに流れてきていたんです。ジワジワと‥


 

● おぉ〜。


 

  須藤


そこまで熱中する世代では無い筈なんで、僕より10歳くらい上の世代だと思うし、そういう事を語りたい人は僕らの世代でも下の世代でも沢山いると思いますけど‥俺は特に無いですけど。


「一律な感じ」ですし、冷静ですけどね。


 

● (全開で嬉しい顔)でも、過去でアルバムタイトル(Thank you,Beatles)に名前を出す位じゃないですか!


アレだけのモンスターバンドを名前に出せば、どうしたって比較対象にされちゃいますよね。アレには、どういう意図が有ったんですか?


 

  須藤


(笑)あれはもう、ギャグというか「ユーモア」ですよね!


 

● (笑顔)やっぱりそうなんだぁ〜!!


 

  須藤


はい。<THE BEATLES>が好きだからとか、逆に「皮肉なのか」とか、そういうのじゃ無くて。<THE BEATLES>は、ただ<THE BEATLES>なんで‥・


単純に『有り難うビートルズ』なんでしょうね。


 

● 凄いシンプルで良いですね!!


 

  須藤


あの人達のアレは大好きですけどね‥・その‥あの「フロンティア精神」というか‥・そういうのは1番好きかもしれない。『何が好き?』って聞かれたら、色んな事を試してみて、結果的に世の中が付いて来たんでしょうけど、そういうところが「見ていて爽快だな!!」「痛快だな!!」と。


そこが大好きで「格好良いな」って。


 

● それがやはり、僕が<髭(HIGE)>に感じた「ユーモア/反骨精神」なんでしょうね。


 

  須藤


そうですね。


 

● インスピレーションで結構です。明日に変わってても良いので。


今、一番共演してみたいアーティスト/そのカップリングでツアーしたい国は?


 

  須藤


先ずは僕は、意外とその‥・音楽だから「境界線は無い」と思うんですけど、あんまり「世界を見ていない」と思うんです。


認められたら嬉しいですけど、う〜ん‥アメリカとかイギリスとかで受けたいって気持ちは余り無いです。届いたら届いたで良いかな。


アーティストの件だと、「対バンイベント」の時とかは、よく考えますけど‥共演したいバンドは沢山いますけど、<POLYSICS>とか‥1年位前に3回くらい、ゆっくりと共演した<フジファブリック>とかは本当に良いバンドだなと。


同世代の一緒にやってるバンドで、あの辺が音楽的に「凄い共感」しました。


 

● 御免なさい。質問の意図が伝わりずらかったかもしれない。


『どの国で?』って質問はイギリスとかアメリカとか挑戦しないのか?といった意味では無く、単純にどの国のオーディエンスが面白そうか?って思っただけですよ。


僕だったら未だロックの未開拓地の印象が有る「ギリシャ共和国」とかのエーゲ海周辺でのライヴが見てみたいかなと思ったんです。


 

  須藤


なるほど。ギリシャとは思わなかったです(笑)


 

● 僕は<髭(HIGE)>に対して、何故か「映画」を連想する時が多いです。


タイトルしかり、ジャケットしかり、アーティスト写真しかり‥


勘違いの可能性が高いのですが、映像/視覚に対して「異様に興味が有ったり」します?


 

  須藤


(即答)それは凄い有りますね。


やっぱりヴィジュアルイメージとか絵で見るイメージとかは、アーティストにとって一つの「態度」だと思っているから、しっかりやるべきだと考えています。


僕らはいつも「ちゃんと」やりますね。


アルバムのジャケットとか全てに関して。


 

● また、十代で影響を受けた「映画/PV」が有る様でしたら教えて下さい。


僕は<MAD MAX>と<ALIEN>に凄い影響を受けました。


「革ジャン」の格好良さに関しては、ロックからでは無く<MAD MAX>の影響だと思います。


 

  須藤


僕は「スピルバーグ監督」(Steven Allan Spielberg)じゃないですかね。


あれはもう、完全に「ストライク」じゃないですかね(笑)


子供の頃<THE GOONIES>の最初の30分を観た時の印象は相当に強いですね。


まぁそんなところかな。


 

● 未だに観ても?それこそ「スピルバーグの最近の作品」でも感じる?


 

  須藤


最近の作品て何が有るの?全然知らない。


 

● 詳しくは判らないけど、<TRANZFORMERS>は関係していた気がします。


『トランスフォーマーかよ』って観たら、凄い面白くて(笑)『やっぱり凄い人なんだなぁー』と思い直した記憶があります。


※実際は「製作総指揮」として参加しています。


 

  須藤


そうなんですか。


 

● 次は歌詞に付いての質問です。


以前に<GARGOYLE>のヴォーカルKIBAさんにインタヴューした時に、『今の時代は万葉集の時代と一緒で「ラブソング」が多過ぎると思う』といった内容をお話しました。今の時代はちょっと「多過ぎじゃないか?」と思って質問したんです。


歌詞の世界で、ユーモアや韻を踏むのは世界でも同じです。でも<髭(HIGE)>の歌詞は母国語である日本語で有るのに「ストレートに入ってこない」「受け取り方の自由が有る」特殊の世界観が有り好きです。


単純に歌詞の「独創性」に感性が引っかかる人を、僕のクラブイベントでも見受けられます。


今のメジャーシーンで洋楽の歌詞の様に「ひも解く感覚で楽しめるバンド」は珍しいと思うのですが、今の周りに沢山有る歌詞については、どう感じていますか?


 

  須藤


あぁ‥う〜ん‥・ラブソングとか‥・まぁ‥思わないですかねぇ。


僕は普段コンビニとかで、<Mr.Children>とかが流れていると「ぐっ」ときて『良いなぁ〜』と思ったりもしますし、『どうやって歌詞を書いてるんだろうなぁ〜』と思ったりもしますし、そんなに気にしてはいなし、昔みたいに『あの人の歌詞が嫌い』みたいのは無くなってきましたね。


「好き嫌い自体」が無くなってきてます。


昔は確かに嫌いなのもいっぱい有りましたけど(笑)


色々なフェスにでたり、キャリアを積んできたりして色んなミュージシャンに逢ってくると、意外とね『片手間でやっている人はいないな』って気付いて来る(笑)


みんなセンスの違いだけで、一生懸命やっているから苦手な音楽も無くなってきた。勿論、ラジオから流れて来て「笑っちゃう事」も有りますけど。


でも、『この人も一生懸命やっているんだなぁ』って思うと、馬鹿に出来なくなってきたというか‥。


もうラブソングだけが好きならそれでも良いと思うし、しかもそれが僕ら以上に、セールス含め世の中に受け入れられている事実が有る訳だから。それはそれで良いし‥・あんまりもう‥気にしていないですね。


 

● 今の意見を聞くと、年々<髭(HIGE)>自体が「フレキシブル」になってきている感じがするのですが?


 

  須藤


そうです!凄い「フレキシブル」です。自由にやっています。


あんまり、そう‥『俺の歌詞はこうだ!!』っていう「壁」が有れば有る程、モノが書けなくなっていくんで、『こんなアプローチ無かったな』といったモノが更新されていくんで、アレはこうだ!コレはこうだ!みたいなのは無くなってきましたね。


 

● でもね、<髭(HIGE)>ってバンドは、一般的にいう音楽スノッブ達が掘り下げたくなる様なバンドの匂いもしつつ(笑)、一般大衆にも受け入れられる音楽性だと思っているんです。


それこそね、活動初期の頃には音楽評論家達がさっき須藤さんが言ったように『アレはこうだ!』『コレはこうだ!』って勝手に分析されたバンドだったと思うんですけど、もうそういうのも気にならない?


 

  須藤


うん。それはもうあんまり気にして‥あんまり気にしてないですねぇ(微笑)


 

● (笑)初期の頃はやっぱり『五月蝿いよ!』って思いました?


 

  須藤


ううん。全然全然!凄い事を考えるなって思っていましたね。


 

● そこまで「掘り下げて行っちゃうんだ?」みたいなね(笑)


 

  須藤


そうそう。それは大事な事じゃないですか。


女子高生がロックな曲に夢見ているのと、批評家サンが、夢見ていると同じ事と思っているから。この人が良くてこの人が駄目って事はない訳で、「難しく考えてくれている」事も嬉しく感じていたから、別に全然気にしてないです。


 

● 僕は「怒っているだろうな」と思っていましたよ(笑)


 

  須藤


全然!!


 

● コレは毎回恒例の質問で、特に海外のアーティストに好評ですね。


<髭(HIGE)>のナンバーしか演奏しない「架空のカヴァーバンド」の各メンバーをチョイスして下さい。


条件は2つです。


・故人を入れても構いません。


・オリジナルメンバーと同等レベルのクオリティー、つまり冗談無しのチョイスを。


 

  須藤


難しいなぁ〜(笑)


じゃあ<VAN HALEN>にしておきましょう。彼ら全員で。


 

● は?エディ達ですか(笑)


 

  須藤


インスピレーションで。


全然考えても思い浮かばないんで、<VAN HALEN>位が良いんじゃないかなと。


『何だコレ』みたいな?凄い巧い<髭(HIGE)>です(一同爆笑)


 

● 面白いですし、凄いレベルの高さですよね!!(笑)


 

  須藤


高過ぎます(笑)


※VAN HALEN‥・アメリカというか世界を代表するハードロックバンド。ギターのエディが「ライトハンド奏法」(ピロピロ‥・と早いやつです。判りますよね?)を世界で初めて広く普及させた功績は歴史的出来事でした。誰でも一度は聴いた事が有るくらいのバンドです。『ジャンプ!!♪』


 

● ライヴ同様で僕は撮影込みで30分は完全燃焼出来ません。


また次回にお時間頂けたら、お話を聞かせて下さい。


僕のラジオ番組やイベント/そしてこのホームページを見ている人達は、「知識で音楽を聴く人達」よりも、「感覚で音楽を聴ける人達」が集まってくれている。


僕の自慢の人達です!!


 

  須藤


凄い良い事ですね。


 

● 幅広い音楽を楽しめる方が多いと思います。


そんなみんなにメッセージをお願い致します。


 

  須藤


いつも本当に有難うございます。


えっと‥・僕もそんな風に思っているんですよね。


知識で聴くよりも「感じたままの方」が良いと思うし、これからもその「大事な耳の感覚」を持ち続けて<髭(HIGE)>と良い関係が築いてこれたらと思います。


これからも宜しくお願いします。


 

● それでは最後に今日のインタヴューの感想など、参考までに(笑)


 

  須藤


はい、凄い楽しかったです。


朝一で(ツアー中の早い時間に収録)なかなか熱い話も出来ましたし、ちょっと「面食らった質問」も沢山有りましたし(笑)でも‥凄い面白い‥・そうなんでよね!僕も質問を沢山されるけど、ステレオタイプの内容ばかりになっちゃって、今日は凄い面白いインタヴューでした。


 

● それでは、来年で14年目を迎える僕達のクラブイベント『COLOUR SCENE』でいつか共演出来る事を期待しています。有り難うございました。


 

<あとがき>


といった具合で終了しました。


凄い気持ちの良いインタヴューになりました。この後の撮影もフォトを見て貰えれば判るように僕的には仲良しになれたと思います(笑)今後の事とかを可成りお話しまいた。近いうちに<COLOUR SCENE>で共演できそうですかね?


因みにライヴですが‥‥『本当に強烈でした!!』


あれ程の「オーディエンスを巻き込むライブ」は人生でもそうないと思います。


だってあんなに汗をかき、熱狂しているオーディエンスは見た事が無い感じ。


僕が知る限り日本のバンドでは「最上級ライヴバンド」だと思います。


皆さんも是非、近くの街に<髭(HIGE)>が現れたら冬でも「タンクトップ&ショートパンツ」で参加した方が良いですよ(笑)


燃焼しすぎるメンバーと自分自身に出逢えると思いますから。


 
















 

 

 

 

 

 
セレクトショップ SIDEMILITIA(サイドミリティア)通販サイト
BRAND
CATEGORY
CULTURE
アカウント
お問い合わせ

Follow Us On