CULTURE / カルチャー | 志磨遼平 (THE DRESSCODES) / INTERVIEW商品画像

CULTURE / カルチャー

志磨遼平 (THE DRESSCODES) / INTERVIEW

先日のラジオプログラム【HAPPY TOGETHER】の放送で大きな反響を呼んだ、ドレスコーズ : 志磨遼平氏の独占インタビューを遂にテキスト化!


40分以上に渡るロングインタビューをどうぞお楽しみ下さい。


Interview. 志磨遼平(the dresscodes) Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIAinc. 代表)


 

・the dresscodes Official Web Site


・志磨遼平 Official Twitter


・志磨遼平 Official Instagram


・the dresscodes Official Twitter


 

久々にお逢いしました。


ずっと逢う直前まで『志磨くん』と『志磨さん』のどっちの名称で呼ぶか迷っていましたけど、


『志磨さん』が気持ち良さそうだったので後者になりました。(以前はずっと志磨くんでした)


スタジオで遅れる3人を待っていたところ、スタジオの小窓からレコード会社の以前からの担当者様と初めましての新担当者様が。


そして<ドレスコーズ:志磨さん>がタクシーから降りてくるのが見えました。


志磨さんと目が合った瞬間にニヤニヤして「バンバン♬」と小窓を叩く僕。


するとニヤニヤしながら走って来て「バンバン♬」と小窓を叩く志磨さん。


宇宙船の内側と外側の交流みたいだなぁと感じながらも、凄い嬉しく感じる笑顔の眼鏡志磨さんだった。


その後は直ぐに、時間が押しているので『志磨さん、先ずはスタジオに入って話を詰めようよ!』と手招きし、座って貰ったのですが…


志磨さん『博美さん、取りあえず煙草を1本吸うというのは如何でしょうか?』


『勿論!』と昼下がりの不良の様に二人で休憩をするのでした。


スタジオ脇で立ち話。すると今日のトークBGMで用意した音源に反応する志磨さん。


『えっ?これってなんすか?』


『良かったぁ!やっぱり気に有った?(笑顔)コレは<WILLIE ALEXANDER and the BOOM BOOM BAND>ってバンドでルーリードが脱退した後、<THE VELVET UNDERGROUND>のツアーに一瞬だけ参加した人の後で結成したバンドのライヴ音源なのだけど、その一瞬だけなのにずっと元ヴェルヴェットアンダーグラウンドって言われる人だよ』


って教えると、ニヤリと笑って嬉しそう。


『ドラムのダダダダッ♬って音が異様に格好良いなぁと思って。ヴォーカルもミックジャガーしているし…』


との事。


『今日もやっぱり影響を受けたなぁ…前回、博美さんに逢った時も白いニット着てたじゃないですか?直ぐに真似して買いましたもん!』


『本当に?確かに着ていて反応してたもんね!』


やっぱり格好良いと思っていて映像や音源を観たり聴いている本人にそう言われると凄い嬉しいです。仲良しの仲間がいたら直ぐに自慢気に伝えたくなる位に。


僕『毛皮のマリーズの解散が決まった時に、皆に「遂に志磨さんの毛が全て毟られて皮のマリーズで再デビューするよ」って』


志磨『ギャハハハハ!!良いなぁ〜それって♬』(全員大爆笑)


そんな会話をしつつ、煙草を吸いながら志磨さんにサインをお願いする。可愛い絵が沢山です。


志磨さんは必ず『勿論、喜んで!』と言って書いてくれる。


そして、スタジオに戻って収録スタートです。


オープニングは先に録ってあって「ドレスコーズ」:TRASH」をオンエアし、オープニング明けは「ドレスコーズ:TANGO,JAJ」からスタート。


その曲が流れている間に、『僕らのイベントが15周年目にして始めて作ったTシャツなんだけど、気に入ったら貰って。気に入らなかったは他のにするから』


と、プレゼントする。


僕も嫌なデザインだったら基本的に仲良しでも着ないです(笑)


勿論、好きなデザインで無くても着る時が有ります。それは「そのバンドに対しての気持ちを着ている」って事です。


で、普通はそれって相手に言いづらい事。僕は失礼無く言えるけどね。実は着てないって1番嫌じゃないですか(笑)勿体無いしね。


志磨さんにはそうして欲しくないから、その事情を説明してから手渡す。


『うわぁ〜!格好良いなぁ…着ます、着ます。嬉しいなぁ〜…』(語尾上がる)


そして曲が終わりかけになり、マイクがオンになりました。


 

● 今月の7月11日(月)にファーストシングルをリリースする<ドレスコーズ>の髪を少し切ったVo.志磨遼平さんがスタジオに遊びに来てくれました。


 

  志磨


どうもこんにちは〜♬


 

● お久しぶりです!


 

  志磨


お久しぶりです。


 

● 久しぶりの登場となったのですが、兎も角「時間が無い」と言う事で、


 

  志磨


あらま!


 

● いつもみたいに「フリートーク」では無くタイム感を考えて…


 

  志磨


はぁ。


 

● 珍しく…


 

  志磨


ほう!


 

● 「原稿」を作ってきましたよ。


 

  志磨


ラジオみたいじゃないですかぁ〜!


 

● (少しだけ含笑)志磨さん、常にラジオね。志磨さん、いつもラジオ。


 

  志磨


「雑談だった」かと思っていました〜。


 

● あぁ、そうですねぇ〜。逆に電話を盗聴された放送みたいな…


 

  志磨


そうそうそうそう!放送されていたんだ!的なねぇ。


 

● 遂に2012年7月11日にシングルがリリースされますけども、そういえば体調が思わしくないとか…


 

  志磨


あっ!有り難うございます。(※…何故に御礼を?)


 

● 体調が思わしくなかっ「た」ですか?


 

  志磨


「た」ですね。


 

● 過去形で。


 

  志磨


はい。


 

● 僕の方にもファンの方から沢山のメールを頂いたんですよ。『体調が思わしくないみたいですよ!』と。


 

  志磨


おぉおぉおぉ…はいはいはいはい。


 

● 『僕も一ヶ月休んでないから思わしくないんですけど…』って皆さんに返事を返したんですけど(微笑)


 

  志磨


おぉぉ…あらら、あらら。


 

● 思わしくないんだよって。


 

  志磨


イーブンじゃないですか!思わしくない同士で(微笑)


 

● 兎も角、久々に直接逢えてお話出来るのが嬉しいです。本日は宜しくお願い致します。


 

  志磨


こちらこそですよ!宜しくお願い致します。


 

● 今日はですね…ん〜と〜…


 

  志磨


何を喋りましょうかねぇ?


 

● えっとですね、先日に『あぁ、もう少しで志磨さんが来ると』思いましてですね…


 

  志磨


はいはい。


 

● 今回は時間がタイトだから、ちゃんと考えてみよう!と…いつもちゃんと考えていますけどね。脳内で…瞬時に。


 

  志磨


脳内で。


 

● 事前準備ですね。で、本日の質問内容を考える為に、先日の午前中…お店に向う時に、お店とは逆の方向を歩き始めて脳に刺激を与えてみる事にしました。


追い込みですね(微笑)思いつかなければどんどんお店から遠ざかるという…


 

  志磨


ギャハハハハ♬(拍手)なるほど、なるほど!


 

● 違う景色を見ながら、今後も歩かないだろうという道を歩き続けた訳です。少し後悔し始める距離で浮かび上がった内容が本日の流れとなります。


 

  志磨


おぉー!やってみよう、やってみよう!今度、僕もその方法をやってみよう。


 

● 今回はテーマのアイコンを先に挙げてからトークを進めます。宜しいでしょうか?


 

  志磨


宜しくお願いします。


 

● <ドレスコーズ>


先ずは一つ目のテーマはコレです。これから、いきましょう!


僕は一足早く6曲聴かせて貰いました。


 

  志磨


そうそう!デモも含めてね。


(※…これは2回目のプロモ盤が届いた時にセット的な状態で届いたんです。LPみたいな小包で写真とその裏に解説、そしてリリースされる3曲プラスデモの3曲の計6曲)


 

● 皆にはまだ聴かせられない(オンエア出来ない)3曲を含めてで…


 

  志磨


そうそそうそう。


 

● それが「デモ」なんで。(微笑)


 

  志磨


「デモ」なんで。(微笑)


 

● 凄い沢山の方に『どんな感じなんですか?』と質問されました。


 

  志磨


うんうん、それ僕も聞きたいです。


 

● 僕は聖闘士星矢の<白鳥星座(キグナス)の氷河>の様に…


 

  志磨


ムフフフフ…(少し吹出笑)


 

● 凄い冷静に…


 

  志磨


アハハハハ…(まだ、思い出し笑い中)


 

● 『ユーモアが表舞台から裏舞台になって、シリアスになったよ。マリーズより受け入れられると思う』と説明していました。


 

  志磨


へぇ〜…なるほどね。ほぅほぅほぅほぅ。


 

● その理由っていうのが、国内のロック界は基本的にロックンロール内に潜むユーモア感を受け入れ難い傾向に有ると僕は強く思うんですよ。


 

  志磨


そうですね!有ります、有ります。


 

● 例えばヒロトさんや清志郎さんなんて稀です。


細かく言えば民生さん(ユニコーン)や増子さん(怒髪天)もそうかもしれませんが…僕はつまり志磨さんが<海蛇星座(ヒドラ)の市>がいる様な青銅聖衣(ブロンズ聖闘士)では無く…あの初期の大会でキグナスに直ぐにやられた…


 

  志磨


フッフッフッフ…(拍手笑)有りましたねぇ〜あの「爪」で…


 

● 爪が生えてきて…(笑)


 

  志磨


アッハハハハハ…(大笑)懐かしい…


 

● (笑)で、今回は黄金聖衣(ゴールド聖闘士)を装着しているっぽいです。


ユーモアを封印!!とはアルバム全曲も聴いていないし、ライヴもていないので封印とは言いませんが、現状ではそう解釈しています。


この意見はどう思いますか?


 

  志磨


なるほどねぇ……(今日初の少し沈黙)今までの<毛皮のマリーズ>が青銅聖衣(ブロンズ聖闘士)で…


 

● 強さとはちょっと違うのですが、ブロンズ聖闘士って唯一ユーモアの側面が有るじゃないですか?


で、<毛皮のマリーズ>も世間的にはユーモアの側面がフューチャーされていた部分が非常に大きかった訳で…


 

  志磨


はいはい、なるほどね。それはそうなのかなぁ…実際に<ドレスコーズ>が一体、何聖闘士なのか?っていうのが…


 

● アッハッハッハ…(笑)


 

  志磨


果たして永久凍土に「マァマ」は眠っているのかっていうのが…(笑)(初期の設定で氷河のお母さんがが氷の海の下に沈んだ船に眠っている流れ)


 

● ギャハハハハハハ…!!(大爆笑)


 

  志磨


未だに分かっていなくて…クックックック(笑)


 

● ヒッヒッヒッ…(笑)


 

  志磨


まぁ、今のは(永久凍土にマァマって)言いたかっただけですけどね。(ニコリ)


 

● そうですね。(ニコリ)


 

  志磨


(笑)まぁ…<ドレスコーズ>がゴールド聖闘士みたいに、凄く…まぁ…あっ!逆に検証していきますわ。


 

● はい、お願いします。


 

  志磨


<ドレスコーズ>は才能有るか?…有りますね!って答えます。


 

● ほぉ。


 

  志磨


じゃあ比較していきましょう。<毛皮のマリーズ>に才能は有ったか?


 

● うん。


 

  志磨


無い!って答えますね。


 

● うん、うん。


 

  志磨


次は<ドレスコーズ>にユーモアは有るか?…これは有りますね。


 

● うん、うん。


 

  志磨


ドラムの<菅大智くん(Dr)>は、非常にひょうきんな方で、何でか?って言ったら<THE WHO:キースムーン(Dr.)>直径な方なので、なんか凄くこう…なんていうんやろ…ジョーダンじゃ無くてユーモアね!


 

● うん。


 

  志磨


ってのが有る人で。シャレが有る人。僕らはシャレが通じるバンドっちゅうのは勿論有るので。


 

● 其処なんですよね!僕も志磨さんとはファンの方よりもラジオナビゲーターなのでお喋りは多くしますけど、その辺は以前から良くお話しますよね。「ジョーク」とまた違って…


 

  志磨


そうそうそうそう!


 

● そういった面白さってロックンロールだと「ユーモア」に自動変換されるんですけど、単純に「笑い」の一括りに…「ギャク」って捉えるのが日本だと多いですよね。『ロックという聖域でふざけている!』って捕われがちというか…


 

  志磨


そうそうそうそう!そうなんですよねぇ…なんでしょうね?僕はイギリスのバンドが大好きですけど、やっぱ<モンティ・パイソン>とかね!あったから。


(※…英国で60〜80年代に活躍したコメディー集団で、THE BEATLESと親交も深い)


 

● はいはい。


 

  志磨


で、僕らにも「ダウンタウンのごっつええ感じ」があったんですけど!


(※…1991〜1997年まで放送されたお笑いを定性不能なレベルまで押し上げたバラエティ番組)


 

● そうですねぇ(笑顔)


 

  志磨


でも、どうもその…なんていうんやろ?ああいった「ブラックジョーク」やったり「頭の良い冗談」…なんていうのかなぁ…ああいったのは日本人は苦手なんですよね。そういう事を出来る人が少ないって気がするなぁ…


 

● うん、うん。


 

  志磨


そういったのは持ち得てますね…あっ!そう!で、え〜っとねぇ…何やろう…なんかねぇ<毛皮のマリーズ>に無くて<ドレスコーズ>に有るものって、何となくこの間、一個ハッキリと分かったのは「狂気」ってやつ!


 

● 武器の「凶器」では無く、気持ちの「狂気」の方?


 

  志磨


そうそう!オカシイやつね…有る!有るんですよね<ドレスコーズ>には。


 

● ほう。


 

  志磨


<毛皮のマリーズ>には実は有りそうで「(狂気は)無かった」んですよね。


楽しんでバンドをやってた。


FAN(熱心は愛好者)でしたね。HAVE FAN!(楽しんでいるって意味です)そう!


 

● なら、危なさって表現方としては<毛皮のマリーズ>だと「お祭り」とか「パーティー」的な危なさと言うか…


 

  志磨


うん、もっとスポーティーやった…かも。もっと『わぁ〜!!』って身体を使って「肉体的にロックンロールをやる」っていうのかなぁ。


もう……うん。身体の限界まで使いたい/燃え尽きてしまいたい…様な、そういう様な、あのぉ…なんていうんでしょう。


ある種の健康的な。


考え方もやる事も、勿論「音楽」も凄い健康的だったんですよね。


 

● うん。


 

  志磨


で、<ドレスコーズ>には狂気が有るんですよね、凄く。そういう人達が集まったんですよ。別に狙ってないんですけど。


 

● でも、それって他者が聞くと「マリーズがスポーティー」って捉えるとするならば、「ドレスコーズは狂気を感じる」…真逆の考えで捉えれば「インテリ」って言葉が浮かびますよね?「マス・ロック」というか…


 

  志磨


はいはい。インテリジェンス的なとこも勿論、有って……うん、そうそう!<毛皮のマリーズ>は馬鹿でしたね!


 

● (ニッコリした表情で)はいはいはいはい。


 

  志磨


ムフフフ…(嬉しそうな笑顔)そう!んで、僕らは…うん…それに比べれば…うん、多少「インテリ」かもしれない。


凄いそういう文化に親しんで育った子達が僕のバンドにはいて、


そう!ギターの<マル:丸山康太>って奴とは最初、本の話をして盛り上がった記憶が有るんですよね。もう、8年位前で僕がまだ23〜4(歳)で、彼が19(歳)位で。初めて逢った時に…勿論「音楽の話」もしたんですけど、パンクとかブルースの話とか…でも同じくらい、そういう「日本の純文学」みたいなのとか「フランスの小説」とか、ああいうのを凄くお互いが好きで、


ベースの<山中治雄>って男がいますけども、彼は<Qomolangma Tomato:チョモランマ・トマト>ってバンドをやっていて、チョモと毛皮でツアーをやった時に楽屋にポトッ♬っと<Jean Cocteau:ジャン・コクトー>って人の詩集が落ちていて、僕は大好きな人なので『ちょっとコレ!誰ぇ?』(語尾上がる)ってなったんですよ。


(※…1889〜1963年:フランスの芸術家です。僕は詩集よりも小説の<恐るべき子供たち>で知った方です。カルチャー全般の精通する凄い方です)


 

● フフフ…(微笑)


 

  志磨


大騒ぎしたんですよ。楽屋で。


 

● 普通は楽屋に置いて有る詩集じゃないですもんね。


 

  志磨


『コクトー読んでるのちょっと誰?』(語尾上がる)って。


『あぁ…俺、俺!』って髪のぶわぁ〜ってもの凄い長い男が出てきて、それが<ハルくん>だったっていう…なんか、そういうね…多少「インテリ」っていう要素は有るかもしんないですね。うんうんうんうん…


 

● 分かりました。まぁアルバムもまだリリースしてないし、ツアーも始まってないし、僕も推測での話でしたけど、これから徐々にまたゆっくり…


 

  志磨


そう!それは未だ誰も知らない!世界中の誰も知らない。僕らも知らないもん!っていう。


 

● (無言で笑顔で頷く)


 

  志磨


まだ逢って今日でも数えて5ヶ月も経ってないと思う。4人が逢ってから。


だから何も知らないし…お互いの事を。昨日も逢って曲が3曲位は出来た!


 

● スタジオで?


 

  志磨


スタジオで!皆で創るから。で、そうやって曲を1個づつ増やしていって、また(ドレスコーズを)知るって感じ。


 

● 自分達を知るっていう(微笑)


 

  志磨


『ヘぇ〜!ドレスコーズってそんな曲もあんねぇ!』って。


 

● たまに鏡が見え始めているって感じなんだね。まだ全体像が見えてないんだね?


 

  志磨


全然、見えないですね!<ドレスコーズ>ってバンドがこれから色んな曲を出していって、それを僕らはいつも初めて最初に聴くって感じ。(他者の感覚で)『へぇ〜!』って。


ライヴをした時もそう感じました。


(凄い楽しそうな口調で)『ドレスコーズってライヴはこんなんなんや!ライヴって!』って。


 

● う〜ん!


 

  志磨


ホント、そう!そういう感じ。だから僕も分かんない。


 

● なるほど。ファンの方も是非,ライヴとかも…


 

  志磨


そう!うん!


 

● これから色んなパッケージでリリースされますけど,チェックして頂ければと…


 

  志磨


れば!


 

● 思います。


 

  志磨


はい。


※…この辺を聞き返すと、凄い志磨さんの声が強いトーンですし、思い返すと凄い笑顔でした。本当に新しいバンドが嬉しいんだと思います。この方は笑顔を感染させる人です。


 

● では、次の質問は…


<THE STONE ROSES>です。


 

  志磨


ストーンローゼス!!へぇ〜!!(笑顔)


 

● 僕はファンの皆さんに勝手に密告してたんですよ。


 

  志磨


ホッホッホ♬(笑)はい!(楽しみにしている表情)


 

● 何故かと言ったら(毛皮のマリーズ)最後のツアー時を観た時に(志磨さんが)ローゼスのTシャツを着ていたんですよ。


 

  志磨


あぁ!!着てた、着てた!!はいはい。


 

● で、今回の(ドレスコーズの)アーティスト写真を見ると「ドリッピング技法」に見える訳ですよ。


 

  志磨


はいはいはいはい。


 

● だから、どうしても彼らの名前が浮かび上がってくるんですね。


 

  志磨


あぁー!!なるほどねぇ〜!!


 

● だからラジオでもお店でも『ファンの皆さん!!フジロックのローゼスの日は目を凝らせ!!ステージ以外にもだ!何故なら志磨さんが何処かでステージを見つめている筈だ!』と。


 

  志磨


アッハッハッハッハッハッ♬(拍手しながら大爆笑)


 

● 『ファンだったらそういう気持ちでも良いから行け!!』と。絶対に何処かにいるからと。


 

  志磨


なるほど!なるほど!ナッハッハッハッ♬(拍手しながら再度爆笑)


 

● しかも裏側じゃない、あの人だったら!フロア側の何処かで観ているぞ!と。


 

  志磨


(ずっとウケながら)成る程ね!


 

● 勿論、志磨さんは僕よりも歳下だから「リアルタイム」では無いと思いますが…


 

  志磨


じゃないです、じゃないです、うん。


 

● たまたまですか?それとも飛び越えて<ポロック>の方ですか?


(※…1912~1956年:アメリカの抽象表現主義の画家。彼の作品は誰でも見た事が有ると思います)


 

  志磨


おぉ!ポロック!!この間、観てきたっすよ僕。ウン!


 

● 僕も凄い好きな方で、有名なタイム誌の『カオスだ!くそったれ』という見出しに、電報で『カオスなんかじゃない!くそったれが』と反論したエピソードが好きですけど。この<THE STONE ROSES>ってキーワードは合っているのか?どうか?をお聞きしたいのですが。無意識なのか?


 

  志磨


うん、うん…結構「無意識」やったりするんですけど、あのねぇ…最初にローゼス聴いたのも「20歳」過ぎていたし、全然「後追い」なんですよね。


 

● はい。


 

  志磨


しかも「セカンドカミング」ですっけ?(微笑)


(※…SECOND COMING:歴史を変えた名盤ファーストから5年7ヶ月後にやっとリリースした賛否両論過ぎて超問題となったアルバム。当時は相当ケチョンケチョンに叩かれた記憶が強いです。一番の凄さだったダンス要素を排除してゼップみたいなロックになったので(笑))


 

● (笑)あの問題作ね!ギターがギュイ〜ン♬って入ってくるという。『ジミーペイジだ!』っていう。


 

  志磨


そうそうそうそう!(笑)で〜…なんとなくね、僕はなんか変な勘だけは良くて、あのTシャツを買ったのが「再結成の発表前」なんですよ。


で、何故かアレを見つけて『ええやん』と思って買って、着ていたんですよ。ツアーとかで。


で、結局はあのTシャツ広島で無くなっちゃったんですけどね。


 

● 消えた!(大笑)


 

  志磨


うん、ライヴ中に何処かに消えるっていう(微笑)


 

● ギャハハハハ♬(大笑)


 

  志磨


なかなか無いですよ。ライヴ中に人が…


 

志磨&HIROMI


『着ている服が!』(同時に同じ発言)


 

  志磨


知らん間に無くなるっていう。


 

● マジック。


 

  志磨


そういう事も有って。広島の何処かに有るんですけど。


そう、あれを着てウロウロしていたら「ローゼス再結成」……『うわっ!なんか僕、喜んで着ているみたいになってる!結果的に』(笑)


 

● 結果的に!(笑)


 

  志磨


そうそうそうそう!!で、なんかゆうて…その…なんかそっから…『あぁ〜』って。有りません?


 

● 分かります、分かります。


細かい話だけど「あれ?喜んで着ている人!」って思われて、「このタイミング」で俺は脱ぐのが」…『あれ?俺って時代に追いつかれて負けているの?負けを認めるの?』って(微笑)


 

  志磨


そうそう!!(微笑)


 

● 『いや、勝っている?』って(微笑)


 

  志磨


そうそうそう!(大笑)


 

● 『俺が説明する?しない?』って(笑)


 

  志磨


そうそう!『ねぇ、聞く?聞かない?』って(大笑)


 

● クックックック…(大笑)


 

  志磨


そういう再結成とか、<ポロック>がこの間、東京に来ていて(※…2012年2月10〜5月6日まで開催された生誕100年のジャクソン・ポロック展の事)それを観に行ってきて『うおぉー!』ってもの凄くエキサイティングして…そういうのがポンポンポン♬って繋がって、あの泥のやつ(ドレスコーズのアーティスト写真)は実は<THE SLITS>のつもりなんですよ。


(※1970年代に活躍した女性だけのダブ・パンクバンド。ファーストは歴史的名盤とされています。裸に泥の3人のジャケットです。)


 

● クックックック…(笑)そっか!!ファーストか!!あの紫のジャケットの。


 

  志磨


そうそうそうそう!そうなんですよ!!とかね、そうやってポンポンポンと色んなのに繋がってくのは確かに分かります。無意識的に「キーワード」が有って、その中の一つが<ローゼス>かも知れないし…


 

● 成る程。個人的に前のツアーの時も観ていて、再結成発表前なのもね。


僕もたまたまお店に<ローゼス>のTシャツをガンガン入荷させて…


 

  志磨


おぉー!!うん、うん。


 

● ほら〜…ほら〜…(含笑)


 

  志磨


ねぇ!ねぇ!もう!(笑)


 

● ねぇ!ねぇ!って(笑)


 

  志磨


ほら?『説明するぅ?』って(笑)


 

● 『説明聞くぅ?』って(二人でにやけ笑い)。で、今回のアーティスト写真を見て『あれぇ?』って思って、聞きたかったんですよ。ファン心理として。


 

  志磨


成る程ね!でも「マンチェっぽい」っちゅう感じは何となく分かるかも。う〜ん。


 

● 言われたらって感じででしょ?志磨さん。


 

  志磨


いや、ギターの奴が<丸山康太>っていうんですけど、アイツがなんか…凄い「マンチェっぽい」んですよね…何でやろう?


 

● 決して「バギーパンツ」を履いている訳では無いんだけども?


 

  志磨


では無いけれども「マンチェスター出身」っぽい。東京のめっちゃ端っこの出身やからかなぁ?


 

● ギャハハハハハ♬(大爆笑)


 

  志磨


東大和市やからかなぁ…アレ日本のマンチェなんじゃない。フフフ(笑)


 

● ギャハハハハ…是非、気になる方は、その街に行ったらマンチェっぽく…


 

  志磨


『あぁ…これが日本のマンチェスターかぁ!』って…


 

● 「名所」になる可能性も有ると…


 

  志磨


そうそうそうそう(笑)


 

● 「名所」になる可能性も無きにしろ有らずだし、ならない可能性も有り。


 

  志磨


有り。はい、そうですね。


 

● 今、既にね…終了予定の時間まで「あと9分」位ですしねぇ(微笑)


 

  志磨


フフフ…スイマセンねぇ(微笑)


 

● 震え上がりますね。僕が悪いんですけどね。


 
セレクトショップ SIDEMILITIA(サイドミリティア)通販サイト
BRAND
CATEGORY
CULTURE
STYLE
FAVORITE
アカウント
お問い合わせ

Follow Us On