生きてると
「アイデンティティー」は誰もが気になります。
気になると云うよりも、確立したいって願いが芽生えますよね。
思春期になれば誰だって思い浮かべる事です。
それを容姿だったり、趣味だったり様々な事柄で自身の能力/才能を見極めて自信を持ったり、
「存在意識」を高める/高めたくなる訳です。
存在意識を高める事は、結果的に他者との違いを明確に見せつける事でも有ります。
それこそ根本的な身体の事は限界が有るので、洋服のセンスだったりで補う訳です。知識で攻める方もいれば個性で攻める方もいます。
思春期を越え歳を重ねれば、またファッションというよりも洋服の捉え方も変わる方もいれば変わらない方もいるし。変わるどころか興味を無くす方すらいます。
ただ思春期は特に他者と自身に敏感な時期だからこそ躊躇に表れます。
私自身はやっぱり洋服と音楽が人生で楽しい事と認識してもう可成りの年月が経ち、嬉しい事に未だに飽きずに楽しめてる事が幸せだなと思ってます。
アパレル業に携わって、もう今年で三十年のベテラン勢に自動的に加入したのかも知れません。
さて、先程も書いた知識の件ですが、ファッションや音楽や食文化などの全ては結局傾向として追求すればする程、メジャーではないコアでマニアックな知識を増やしてく事になり、ライト層の人達と違うという
「選民意識」が芽生えてきます。
今の時代でいうと勝手に
「マウントをとる」思考となります。
知識が有るのは凄い事です。それは事実ですが
凄いと偉いは全く違います。
そこを勘違いするからこそ、近年の「SNSでのトラブル」が起こる訳です。
映画や音楽や洋服など様々なカルチャーの個人の評論を、製作者/張本人では無いプロアマ問わず評論した者同士がお互いどちらが正しいかという無駄で滑稽な争いが起こってます。
皆様が苦手とするワイドショーのコメンテーターを、無意識で自らしてる様な光景です。
極端に言えばお互いの個人的評論なんて、りんご好き嫌いと一緒です。
それはお互いの勝手じゃんって話です。
そう思えないのが、さっきの「選民意識」が邪魔してるからだと思うのです。
だからこそ、マニアックとメジャーを隔たりなく楽しめる感覚を保つ事が大事だなって私は思うのです。
結論として何が言いたいか?と云えば、
『この曲が超絶に格好良いなぁって毎日思ってる事です』
昨日の日曜日にブランド
「RALEIGH / ラリー」から今年初となる新作2型が入荷致しました。
毎回では有りますが今回も可成り他では想像出来ないアイテムになります。
以前にリリースされたバケットハットのウール・アップデート・タイプ。
そして首周りが3WAYになってるボア・ブルゾンになります。
初日から好評です。現在はWEBSTOREの画像を更新中。
特にブルゾンの方は再入荷が難しいと思われます。
サイズが欠けた後にお問合せ頂いてもかなり厳しいかと予想します。
気になる方はストックが有る内に是非どうぞ。
RALEIGH / ラリー(RED MOTEL / レッドモーテル)
“MADCHESTER RAVE ON” 90’s Style BUCKET HAT (RED)
18,480円(税込)
RALEIGH / ラリー(RED MOTEL / レッドモーテル)
“MADCHESTER RAVE ON” 90’s Style BUCKET HAT (BLACK)
18,480円(税込)
RALEIGH / ラリー(RED MOTEL / レッドモーテル)
SAILOR HOOD “DIAMOND” BOA BLOUSON (RED)
46,200円(税込)
RALEIGH / ラリー(RED MOTEL / レッドモーテル)
SAILOR HOOD “DIAMOND” BOA BLOUSON (BLACK)
46,200円(税込)
《 にしおかすみこさん 》
先日、世代的に近い素敵な女性として「吉田洋」さん「深津絵里」さん「木村多江」さんの3人をご紹介しておりましたが、もう一人重要な方を忘れていました。
それは「にしおかすみこ」さんです。1974年なので私や有吉弘行さんや千原ジュニアさんやハリウッドザコシショウさんや後藤輝基(フットボールアワー)さんやレイザーラモンRGさんや和泉元彌さんと同い年です。
昨年末ににしおかさんが書かれてるコラムを偶然目にしました。
・にしおかすみこ / ポンコツ一家
昨年の出来事全て含めても最大級の喜びで有り、驚きで有りました。
にしおかさんのファンだったのが理由と言われたら、真似は定期的に今でもしてますがファンとは云えません。
じゃあ何がそんなに?と問われたら
「文才力」です。
割と書籍は読む方だと思いますが、それこそここまでの文才は中学時代に出逢った村上春樹さん以来かも知れません。
本当に自分の中ではこの題材にも関わらず、全く飾らず作らず無駄もなく悲観に頼らない文章で久々に文章で涙する。
内容的には実際の出来事を書いておりますが、創作された物語も読んでみたいし、この方が書くのならどんな内容でも多分好きな気がします。
視点以上に専門用語や難しい言葉を使わない言葉選びとテンポです。
もう符割が最高の楽曲を聴いてるみたい。なんとなく小坂忠さんや大滝詠一さんみたいです。
あと凄いなって思うのが、これは私も気をつけてるけど、どれぐらいの柔らかさかって部分です。
日常でお客様や友人と話す様な時も気をつけてますが、砕いた言葉遣いです。
実際に目の前にいる人や、メールでも特定の方だったら砕くバランスは取り易いですが、不特定多数の方が目に入る時はラジオ含めて気をつけます。
ただ気をつけ過ぎると不自然なので、実際の印象と変わらない程度にベストの中間地点を探す訳です。
バランスで云えば普段よりは硬さ70%柔らかさ30%でしょうか。変えても60/40のバランスかと思います。
にしおかさんはきっとそのバランス感が優れてるのと、実際にこの様な文章の喋り方に普段から近いのかと思います。
どの様な人生でこの様な文章になるのかは分かりませんが、きっと色々と有っての結果で、十年前だと多分違う印象の文章だったんじゃないかな?って思います。
本当に素敵な方に昨年に出逢えた事が嬉しく思います。
勿論、現在の容姿も文章のイメージ通りの素敵な女性だなって感じております。
実は最近コラムを仕事を押してもちゃんと書いてるのは、この方の影響が強いです。
決してにしおかさんの様な素晴らしい文才が有るとは思ってませんが、少なくとも毎日逢える訳じゃない大切なお客様のちょっとした時間が楽しくなったり、少しでも何かしらの捉え方の広がりが有ったら良いなと願いながら。
勿論、読んで貰って商品が気になって貰ったり、遊びに行こうかなぁって思って貰える事も願ってたりします。
過多の情報スピード事情ですが、私はやっぱりコラムの速度とボリュームが個人的には心地良いです。
それでは、先程ご来店してくれたお客様を待たせているのでこの辺で。
『にしおかさんの文章を読んだ際に思い出した楽曲をご紹介します。数年前に生で歌声を聴けて握手やサインを貰えたのは夢心地でした』