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待望の初来日を果たした、DEVILDRIVERを直撃!!元COAL CHAMBERでも活躍した、希代のカリスマ・ボーカリスト、Dez Fafaraインタビュー!
Interview. DEZ FAFARA(vo.) Interviewer. 遠藤博美 (SIDEMILITIA inc.代表) & STAFF
・DEVILDRIVER Official Facebook
● では、本日は僕にとって初めての海外アーティストのインタビューとなります。
自分にとっては一生忘れない出来事になると思いますが(笑)宜しくお願い致します。
DEZ
クール!!怖がらずに何でも聞いてくれよ!(笑顔)
● 有り難うございます!そう云って頂けると落ちついて挑めそうです。
では、以前のバンド<COAL CHAMBER>での来日は知っておりますが、<DEVIL DRIVER>としては今回初ですよね。
前回の来日を含めてで結構ですので、日本の印象を先ずは聞かせて貰えますか?
また、昨日は大阪公演だったと思いますがオーディエンスの反応は如何でしたか?
他の国と違い日本特有のリアクションとかは感じたりしましたか?
DEZ
日本の文化は来る前からずっと好きだったし、この20年の間でも最も素晴らしい出来事だったと思う。
個人的にはハイライトだと思っている。
大阪も最高だった。実は観光で「大阪城」に行ったんだが、ショッピングをした時に1万円を渡しておつりを貰い忘れていたんだ(苦笑)全く気付いてなかった俺が悪いんだが。
そうしたら、おつりの9千円を持って、俺をわざわざ探しに来てくれたんだよね。
その時に「日本の文化の美しさ」に触れる事が出来たと思ったんだ。
本当に素晴らしいと思う。
俺はアメリカにいる時でも寿司を食べる事も多い位に日本食も大好きさ。
さっきも楽屋にアメリカ人の友達がやって来て、彼は日本人と結婚して東京で「THE ROXY TOKYO」ってお店を経営しているんだ。
そんな彼との会話で『俺は日本に住める位に好きかも知れない!』って伝えた位さ。
実現するレベルの勢いでね(笑顔)
本当に滞在していて、日本は楽しいよ!
● そんなにですか!嬉しいですね。
DEZ
俺は今までのインタビューで『この国に住めると思う』って伝えた事があるのは「オランダ」と「日本」だけだからね。
それ位に本気だってのは信じて欲しいね。
● 分かりました。
僕は先程もお伝えした通りに海外アクトのインタビューは初めてで緊張をしています。
同じ様に世界中で活躍するDEZさんも「逢ったら緊張する方」って、いらっしゃいますか?
ミュージシャン以外でも構いませんし、未だに逢った事の無い方でも結構です。
DEZ
緊張しないで大丈夫だって!
俺も人間なんだから(笑)
● はい(笑)
DEZ
昔の事になるけど、最初の頃だったら<PHIL ANSELMO>(PANTERA,DOWN)に逢うと間違いなく緊張していたけど、今は友人なんでそんな事はもう無くなったかな。
自分としてはやっぱりバンドのフロントマンって音楽好きとしては基本的にファンだけど、特に<OZZY OSBOURNE>(BLACK SABBATH)とは仲良くなったけど、未だに少し緊張するかもしれないね。
僕も君と同じ様にロボットではなく人間だから、その辺は同じ心境になるよ。
● 有り難う御座います。
では次の…
DEZ
緊張しないでくれって云った途端に、君の汗が凄い事になっているに気付いたよ!!
※一同大爆笑
● ……スミマセン(微笑)では、次の質問です。
DEZさんも好きな音楽を仕事としておりますが、僕も音楽と同じ位に好きなファッションをお仕事として、日々努力しております。
大好きなカルチャーを仕事として長年一線で活躍する先輩に対する質問です。
好きな事を仕事として長く続けるコツって何か有りますか?
多分僕だけではなく、インタビューを読んでくれている方で現在、其の様な仕事をしている方、そしてこれからその道に進もうかなと悩んでいる方も、非常に興味が有ると思いますので。
DEZ
俺から云える事は自分の心に従って、その情熱に従って突き進むだけなんだよ。
兎に角、自分の心に忠実に、そしてその情熱を信じる事が大事なんだ。
シンプルに聞こえるかもしれないが、それが一番大事だよ思うよ。
俺も音楽以外に絵を描いたりとか、物を製作したりもするんだけど…どんな事でも夢や希望を持ち続けてさえいれば…努力すれば叶うと思うんだ。
大小の違いは有れどね。
扉は必ず開くから。
その心に従えば大丈夫だよ!
● そうなんですね。
シンプルに僕も頑張り続けようとコレからも思います。
有り難うございます。
DEZ
ハイ(笑顔)
※日本語で返事をしてくれました。
きっと「有り難う」って言葉を知っているのだと思います。
● ちょっと続きになるかもですが、僕の本業は洋服の販売です。
なのでファンは当然でしょうが、このインタビューを、まだ<DEVIL DRIVER>の様な激しい音楽を聴いた事の無い方も読まれる事となるでしょう。
DEZ
それはクールだね!!
● 勿論、僕はその新しくファンになる切っ掛けになれば嬉しいと思っています。
是非、そんな新しいファンになった方々にメッセージを貰えますか?
DEZ
勿論だよ。初めて俺達の音楽を知って気に入ってくれた方には…兎に角、何事にもポジティヴでいて欲しいと思うよ。
俺自身もこういった音楽に助けられて、励みににもなっている過去の事実が有るからね。
だからこそ皆も前を向き続けて、困難な事が有っても音楽の力を感じてポジティヴでいれば、きっと大丈夫だと思うよ。
俺もそう信じているから。
必ず伝えて欲しいね。
※ココでカメラ撮影していたもう一人のスタッフであるHIROMIが一つだけ質問を。
● 僕からも質問を一つだけ良いですか?
DEZ
君のサングラスのデザイン、凄いクールで好きだよ!(笑顔)
● それはどうも(笑顔)クールでしょ?
DEZ
その大きさのバランスが最高だね!でも俺のサングラスの方がもっとデカいぜ!(笑)
● そうですか。次はもっと大きなのをしてきますよ。
洋服屋として負けたくないので(笑)
DEZ
なら、魚の目の様な大きさかい?それはそれでクールだね!!
※二人で大爆笑
● 期待していて下さい。
では、貴方の音楽を僕は<COAL CHAMBER>時代から聴いていますが、リリックが凶暴な側面だけでなく、必ず悲しさの側面を含んでいるから好きだったりするんです。
DEZ
そうだね。
● 僕自身がヘヴィなサウンドの音楽を聴く理由の一つに、他のカルチャー…例えば「映画」や「小説」など何でも良いのですが、悲しさを表現すると体感した後に気持ちが落ちる状態になります。
「重くのしかかる」って表現が適切かもしれません。
DEZ
……あぁ、その通りだ。
● ですが、音楽での悲しさが含まれた表現は、唯一意味を理解していながらも「力が湧く様な心境」になったりします。
そういった音楽に僕は13歳の時に出逢い、聴き続けている訳ですが、貴方にとってはヘヴィな音楽って「どういった存在」だったりしますか?
DEZ
君もきっとそうだろうけど<BAUHAUS><METALLICA><LOVE AND ROCKETS><THE SISTERS OF MERCY>…全ての素晴らしい音楽が大好きさ。
人生と一緒で、どんなスタイルの音楽もヘヴィに感じる部分が有ると思うんだ。
「BLACK METAL」や「BLUES」、「CLASSICAL MUSIC」など、本当に全ての音楽を俺は聴くし、自分にとって大切なんだ。
俺もガキだった時に辛い時期を過ごし、16歳で家を飛び出した。
金も無くて、食べ物を盗んだり、橋の下で過ごしていたりしたんだ……あの頃は本当に辛くてキツかった……その時に俺の唯一の救いは音楽しかなかった。
本当に音楽しかなかったんだ……音楽に助けられたんだ。
俺が小さい時、義理の父親が自殺をしてしまったんだ…その時に俺が思った事は『生きていたい』って感情だった。
その時から俺は全てをちゃんと感じながら生きたいって思ったんだ。だからこのインタビューもちゃんと理解して考えて、ちゃんと話をして全てを感じ取りたい。
肉体に捕われるのではなく、精神としてちゃんと感じ、生きていきたいって思っているんだよね。
音楽には感謝しているよ。
君も人生を沢山味わって欲しい。
※この後にハグしてくれて『良い質問だったよ』と耳元で伝えてくれました。嬉しかったです。
● では、またスタッフにインタビューを代わり、最後の質問となります。
DEZ
もうかい?残念だね。
本来の君達の仕事って洋服の販売しているんだろ?
● そうですね。
DEZ
俺もステージでは黒いTシャツばかり着ているけど、妻と食事に行くときはちゃんとフォーマルにドレスアップして行くよ!
俺だって、場所に合わせて「身なり」は気にしているんだぜ(笑)
● 俺達も同じ考えです。METALのイベントだからMETALっぽい格好をして行くだけじゃ面白くないですしね(笑顔)
DEZ
そう!その通りだ!(笑顔)
最高のジャケットに、カフスのイカしたシャツ、ラインの綺麗なパンツに輝きのあるシューズ。
洋服に気遣うのは本当に楽しい事さ。
君達は本当にお洒落だから、それは伝えておくよ(笑)
※一同大爆笑
● それでは、長く<DEVIL DRIVER>の来日を待っていたファンの皆さんにメッセージをお願いします。
DEZ
本当に美しい体験をさせてくれて有り難う。
日本の文化は本当に本当に美しいと思う。世界も日本から学ぶ事は多い筈さ。
今日は二人に逢えて嬉しかったよ。
インタビューしてくれて有り難う!
● いいえ!恐縮です。こちらこそ有り難う御座いました。
この後のライヴ、楽しみにしております。
DEZ
それは任せておいてくれ!!
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