CULTURE / カルチャー | JOHN CAMPBELL (LAMB OF GOD) / INTERVIEW商品画像

CULTURE / カルチャー

JOHN CAMPBELL (LAMB OF GOD) / INTERVIEW

ニューアルバム「Wrath」全米ビルボード初登場2位!


来日日程のギリギリで決まったこのインタヴュー。


前日からスケジュールも二転三転と変更・・・。それもそのはず、何と今作「Sacrament」が来日時の本国で「ビルボード初登場2位」になるサプライズが!!※実際、インタヴュー時の僕は知りませんでした。


そんな歴史的な時に僕は色んな事件を起こしてます(笑)。今、読み返すと凄い『度胸有る事』を質問してて面白いです。さぁ始めましょう!!


Interview. John Campbell(Ba.)  Interviewer 遠藤博美(SIDEMILITIAinc. 代表)


 

・LAMB OF GOD Official Web Site


・LAMB OF GOD Official Twitter


・LAMB OF GOD Official Facebook


・LAMB OF GOD Official Instagram


 

● 先ずは「歴史に残る傑作の誕生」に最高の気分になりました!!ファンとして感謝しています(笑)


 

  JOHN


ハハハ・・・!!そりゃ、気に入ってもらって嬉しいね!!そうか・・・マスターピースねぇ(笑)


 

● 当然、メンバー自身もそう感じていると推測できますが、今回の一番の違いがアルバムから発せられる「開放感」が今までとは“段違い”に違いませんか?


 

  JOHN


なるほど。今作は非常に“スラッシー”で"アグレッシブ"な「METAL ALBUM」になったと思っている。


勿論、“ダークな部分”はあるけど、自分達自身、兎に角レコーディングをしていて『凄い楽しかったから』そのやってた時の気持ちが「開放感」となって伝わったんじゃないかな。


 

● 僕は正直、前作「Sacrament」も好きなのですが、何か『“ネガティブ”なヘヴィー』なイメージを感じていました。


“迷い”というか何らかの“不満”みたいみたいな感じって言えばよいのでしょうか?あの頃の自身を振り返るとどう思いますか?混沌としてましたか?


 

  JOHN


(訳してる途中で)いや、そうじゃないよ。


あの時点では当り前だけど満足した作品だと思っているよ。


制作時は凄く時間をかけて、いつもよりプロデュースされたアルバムだったんだけど・・・今作では前作と“同じ事”はしたくなかったからね。


今回は『オーガニック且つ、生々しいもの』を求めたって意味では違いはあるかな。


※ココで明らかにインタヴュールームの空気が変わりました。通訳さんも訳しずらそうでした(笑)。さてどうなることやら・・・。


 

● 日本には昔から人間の感情を表現する(喜怒哀楽)という言葉があります。


僕はLAMB OF GODの音楽からは<喜/怒>の感情が刺激されます。


貴方からみて、自分達のバンドはどの感情表現が“得意”又は“好き”ですか?


 

  JOHN


済まないが、もう一度「日本語」で教えてくれよ(説明する)『KI DO AI RAKU』か・・・う〜ん・・・僕達は「今」を生きている。


だから特に好きな感情っていうのは無いな。


人それぞれの“人生”ってあらゆる感情が渦巻いてるよね。僕は全部があってこそ人生だと思うんだけどね。


 

● 御免、ちょっと分かりずらかったかな?勿論、それは僕も同じです。全部が有ってこそ“人間”だと思うんです。


でも僕は“仕事”に対しても、“音楽”に対しても『一番行動力に移せる』感情って意外に「哀」だったりするんですよね。


その感情が「一番の原動力」だったりするんです。Johnにとって、特に音楽に対して最も表現し易い感情ってその中でどれですか?


 

  JOHN


なるほどね。僕は「哀」よりも「怒」かな。哀しみだとそれだけで凹んじゃいそうになるんだけど(笑)


「怒」だと怒りが湧いてきたことによって「復習心」だったりとか『何かを発散する』って気持ちが芽生えるから、クリエイティブな意味で言えば「怒」なのかな。


 

● 世界中の音楽の歌詞で、1番多い表現は恋や愛についての事だと思います。


確かに最もポプュラーな誰もが同じ経験する感情だと思います。


ヘヴィーな音楽性の中だと一般のポピュラーとどのように違ったアプローチになると思いますか?


 

  JOHN


オォ・・・「愛」か(笑)広い意味で言うと、『愛』が無かったら皆の為に音楽をやろうって事自体、考えないじゃないかな?まず僕ら、“LAMB OF GOD”の存在理由そのものに「愛」ってものが内包されてると思うんだよ。


 

● ・・・「ディープ」な答えですね・・・(笑)


 

  JOHN


アッハッハッハッハ・・・(大笑)


 

● 僕はこのインタヴューもそうなんだけど、服屋/ラジオ番組/イベント/雑誌の4つを事を手掛けてて、それは全部スタッフ含め、自分達の力での会社を起こして、広い意味での「来てくれるオーディエンス」に支えられながら長い期間を活動してきてるんだけど、誰もリスクを背負わない世の中で、やっぱり人がしない事だったり、良い意味での間違いを侵す事が、僕の中での「ポリシー」だったり、「生き方」だったりするんです。


あなた達もバンドとして長く活動されてますが、今考えられる新たな動きや展開ってありますか?


 

  JOHN


ヒロは自分で会社を立ち上げるって事は、上司に不条理な事を言われる事も無いし、ある意味好きな事が出来ると思うから、とても素敵な事だと思うよ。


僕らとしてはアルバムをリリースしたばかりだし、この後1年半はツアーを続けて、より多くの皆に僕らの音楽を聴いて貰うてことが動きになるかな。


まぁ毎回している事だけどね。あとは家で曲作りと、僕らは家族もいるようになったから、時間は少ないが(笑)子供達と一緒にいる事かな。これもいつもの事だけどさ(笑)。


 

※ この時、間違ったニュアンスで伝わり僕に対して『リッチマンだね』的なサインを回答中に出しました。


正直、僕は一番嫌な誤解のされかたなので、インタヴューは何と中断!!ムッとしました、僕は。


この後、僕はゆっくりと丁寧に自分の意思を伝えました。彼は目を見て真剣に聞いてくれました。


僕は心がリッチマンで、貴方の音楽が好きだから此処に居る。他誌の様に、利益の為に来てる訳では無いんだ。


と伝えた処、


分ったよ、ヒロの気持ちが。君はリアルだね。


と特殊な握手を差し伸べてくれました。後で聞いたら、仲間と認めた人に対して幸福を送る握手みたいな事を説明してくれました。その後に10ヶ月の産まれたばかりの赤ちゃん『ヘンリック?』の写真を見せてくれました。邪悪では無く、可愛かったです(笑)


 

● さて、再開しましょう!!僕を含め、貴方達の様に「自分が本当にしたい事」を世間に認められ生きていける人間は限られてきます。


これを読んでる、短い人生を“迷いながら”生きている人達に“John”だったら何て声をかけてあげますか。


因みに僕は努力型なので、『勇気を出して僕と同じ時間を費やせれば叶うよ!!』といつも皆に言ってます。


 

  JOHN


先ず、ヒロの様に自分で行動に移すって事は、保証も無いある意味「凄い恐怖」だと思う。


そして、そのステップを行なって成功出来ない奴も沢山いる現実も有る。


やっぱり“努力”も必要だし、逆に“努力”だけではダメだと思うし、そうなってくるとやっぱり“運”も必要なのかな〜。とにかく頑張らないといけないよね!


 

● 僕は“運”も必要だと思うんです。


実際、僕達もそうだと思うしLAMB OF GODもそうだと思う。でも先ず基本的に“努力”だと思うです。


僕は自分達が今してる事って、僕達と同じ位に“寝ず”に頑張って、好きな事に対して“努力”して頑張ったり、伝える事が出来れば誰でも出来る事だと思うんだよね。


自身で「リスク」を背負わないと『運は振り向いてくれない』と思うんだ。


 

  JOHN


・・・本当にその通りだと思うよ。


僕の地元には「RPG」って僕らと同じ位、長く活動をしてるバンドがいるんだけど、本当に努力家で一生懸命やってる格好良いロックンロールバンドなのに、全然成功しなくてもうすぐバンドを辞めちゃいそうなんだよ・・・。


やっぱり、『何をやってるか』って事にもよるんだと思うけど、こんな努力しても、報われない人達っているんだよね。“リスク”って「賭け」にも近いのかな。


 

● ・・・そうだね。私達は“ラッキーマン”ですよね。


 

  JOHN


(黙って頷く)


 

● でも踏み込まなきゃ、絶対に何も始まらないから。


 

  JOHN


確かにそれは“絶対”だ。


 

● それでは最後の恒例の質問になります。


貴方達、LAMB OF GODの曲しか演奏しない架空の2代目LAMB OF GODのメンバーを故人を入れてもよいので各パートのメンバーチョイスをして下さい。


オーディエンスは貴方達のみですよ(笑)


 

  JOHN


フゥ〜・・・、ハッハッハッ・・・!!(笑)


Vo. Bon Scott(AC/DC)


Gt. Jimi Hendrix


Ba. Cliff Burton(METALLICA)


Dr. John Bonham (LED ZEPPILIN)


これでどうかな?僕としてもかなり興味深いバンドになったと思うよ。えっ?John Bonhamは毎回挙げられるって。そりゃそうだろ!!(笑)


 

● 今日は有り難う!!ライヴ楽しみにしてるよ!!


 

  JOHN


ヒロも遠い所から来てくれて感謝してるよ。こちらこそ有り難うって感じさ!!


 

<あとがき>


以上でした。それにしても凄い独特の雰囲気が有ったのでインタヴュー後にスタッフと『威風堂堂としてて凄かったな』と話していました。


そしたら「全米2位」ですもん。そりゃ“オーラ”が出てるはずです(笑)とても大らかな優しい喋り方が印象的でした。


『ライヴはどうか』って?河豚をそのまま10匹食べた位に痺れました。ビビビ・・・。


 







 

 

 

 

 

 
セレクトショップ SIDEMILITIA(サイドミリティア)通販サイト
BRAND
CATEGORY
CULTURE
STYLE
FAVORITE
アカウント
お問い合わせ

Follow Us On