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CULTURE / カルチャー

DOUGIE PAYNE & NEIL PRIMROSE (TRAVIS) / INTERVIEW

世界セールス1千万枚を誇るビッグ・バンドが初登場!


Interview. DOUGIE PAYNE(Ba.)& NEIL PRIMROSE(Dr.)   Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIAinc.代表)


 

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● 新潟から来ましたヒロミと申します。


本日は過去にあれだけ僕の心に残っているライブを観せてくれた貴方達に逢えて光栄に思っています。


TRAVISが表紙決定ですが“時間が余りにも少ない為”、定番の内容は他の雑誌にお任せして僕らしい内容で質問させてもらいますね。


今日は宜しくお願い致します。


 

  DOUGIE PAYNE & NEIL PRIMROSE


オッケー!わかったよ(笑)


リハ前で時間が無く申し訳ないけど、宜しくね。


 

● 先ずはメロディーの凄さについてです。オアシスに代表されるメロディーメイカーは基本的に『何処か記憶に在る、分かり易いメロディー』が一般的です。


しかし貴方達はとても『自然で素敵』だけど独自のメロディーを見つけてきて、その良さを言葉も国も違う、僕達日本人にさえ幸せな時間を提供してくれます。


その辺の他に例えることが出来ないメロディーについてどうお考えですか?


 

  DOUGIE PAYNE


(ニッコリと笑って)そう言ってもらえて本当にうれしいよ。


僕たち自身にとっても曲やメロディの良さは一番基本的な部分で大事にしている所だし、メンバー全員メロディの良い音楽が大好きで、自分達が曲を作る上で曲の良さというのが強い原動力になっている部分でもあるよ。


後、曲っていうのは良い曲であればそれだけでユニバーサルなものだから言葉の壁を超えると思うんだ。曲作りの上で常に気をつけていることは、『何か聴いた事のあるようなフレーズや曲を作らない』ということを気をつけているよ。


それこそ今成功しているバンドでも『これ何処かで聴いた事がある』という様なケースがあると思うけど、他の人がやった様なことをまた繰り返ししたり、同じ様なフレーズを絶対にやらない様努力しているよ。


だけどそれを可能にするにはすごく時間がかかって、なおかつ大変な事だけど、独自のメロディが自然に浮かんでくるまで待つしか無いんだ。


 

● 僕が最もTRAVISのメロディーで好きなのは、「writing to reach you」のコーラス(サビ)のヴォーカル明けの演奏隊だけのフレーズ箇所です。


初めてライヴを見た時に、あの展開部で僕はライヴ中に涙が出てきましたよ。


 

  DOUGIE PAYNE


そうだね、あれはすごく良い曲だし、言ってくれたパートは僕もすごく良いパートだと思うし、自信が有るんだ。


「writing to reach you」は世の中の良い曲が持っている独特の何かを持っている曲だと思うし、あのストリングスというよりバイオリンが入っている所だよね?すごく独特なものになっていると思うよ。


 

● メロディーと言ったらTHE BEATLES!彼らから唯一の共演のオファーがきました。さて貴方達は3曲演奏します。


何を選びますか?順番も考えて教えて下さい。また、楽屋で誰に何を質問しますか?それとも挨拶だけですか?(笑)


ちょっとした心理ゲームですよ。


 

DOUGIE PAYNE & NEIL PRIMROSE


顔を見合わせて笑う


 

  DOUGIE PAYNE


ニックはどの曲が良いと思う?


 

  NEIL PRIMROSE


う〜ん・・・(諦め顔で)手をダギーに差し伸べる。


 

  DOUGIE PAYNE


オッケー(笑)すごく難しいね・・・すごくキャッチーで短くて耳に残る曲を彼らと釣り合う形でやるにはかなり慎重に選ばなくちゃ行けないよね・・・難しいよ。


※そしてかなり悩む彼・・・。時間が無いので焦る僕・・・(笑)


 

● じゃあオープニングだけでも教えて下さいよ!


 

  DOUGIE PAYNE


そうだねぇ。自分達がどの時代のビートルズが好きかというのにもかかってくるんだ。


共演する時代が、例えば60年代初頭の"ハンブルグ時代"の凄くヘヴィーでスピード感の有るロックンロールの時なら「something anything」だけれども、69年の“ルーフ・トップ・セッション”の時代に共演するなら君もさっき挙げたロマンティックな「writing to reach you」かな。その時は君の為に演奏するよ。


※ルーフ・トップ・セッション(69/1/30:自分達のアップルビルの屋上で告知無しで突如ライヴを行なったTHE BEATLESが人前で演奏した最後のライヴ)


 

● なるほどね!有り難うございます。『絶対に忘れないよ、僕は(笑)』人間の感情を表す『喜怒哀楽』って言葉が日本には昔から有ります。


僕は貴方達の“哀”の表現が一番好きですが、自分達で1番表現するのに『好き、得意』な感情はどれですか?


 

  DOUGIE PAYNE


バンドとしてでは無く、個人的には『曲のメロディー部分に関しては“楽”』で、『歌詞の部分は“哀”』の部分を2つ合わせて作るのが好きかな。それがいつも自分が気に入ってやっている所だね。


 

● 貴方達がまだ来たの事の無い、新潟のファンにメッセージを!!


 

  DOUGIE PAYNE


結構長い間日本に戻って来れなかったので、それに対しては本当に申し訳なく思ってているよ。


次回はCDだけじゃなく、チケットを買って見てくれていたら嬉しい(笑)と思うけれども、また日本に帰ってくるのは1年位かかってしまうと思うんだ。


なぜならまた新作を作る予定で、それがまた出来てから日本に帰ってくると思うから、是非またその時に会えたら嬉しいと思っているよ!!


 

● 今日は時間が無い中、有り難うございました。


 

  DOUGIE PAYNE


そっちこそ、“自費”で取材に来てくれて凄い嬉しかったよ。


ライヴを楽しんでってくれよ。また逢おう!!


 

<あとがき>


そんなこんなのドタバタした中で終了でした。


通訳さんも以前一緒にお仕事させて頂いた方(リサローブの時)でとてもフレンドリーな空間の中で居心地よかったです。


ニールは良い奥さん役の様で、ニッコリと頷いてダギーの回答を聞いてたのが可愛かったです。


ダギーは流石にUKのトップアーティストの一人だけ有って、取材でもドレッシーなコートを着用していて格好良かったです。


インタヴュー開始後も背もたれに寄り添って足を組んでいて、マイクが遠くて困りましたが(笑)次回こそ、もっと長めに出来る様に頑張ります。


 













 

 

 

 

 

 
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