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CULTURE / カルチャー

ISHIYA (FORWARD:DEATH SIDE) / INTERVIEW

前回の第一弾もリリースされたこと自体が衝撃的だった<DEATH SIDE>のTシャツですが、海外でのライヴで発売されたモデルを含む第二弾のリリースが決定し、今回も弊社で展開させて頂くことになりました。


このリリースを記念して<FORWARD>そして<DEATH SIDE>のヴォーカルである<ISHIYA>さんにメールインタビューを依頼し、実現することになりました。


世界的に考えてもハードコア界を代表するヴォーカリストです。当然ながら十代から聞き続け、相当に影響を受けている私としてはメールとはいえ緊張します。


更にISHIYAさん自身も普段インタビューされる側だけでなく、する側のお仕事をしていたりするので尚更です。


それでは、ごゆっくりと貴重なインタビューをお楽しみ下さい。


Interview. ISHIYA(FORWARD/DEATH SIDE)  Interviewer. HIROMI ENDO(SIDEMILITIAinc.代表)


 

・FORWARD official web site


・FORWARD official Facebook


・ISHIYA official Twitter


 

● この度はインタビューを了承して頂き感謝しております。


以前に聞かれたことも有る質問も含まれていると思いますが、音楽専門のサイトでは無く、<ISHIYA>さんの音楽を初めて知る方も多くいらっしゃると思いますのでご理解を。宜しくお願い致します。


 

  ISHIYA


よろしくお願いします。


 

● 先ずは数年前に<DEATH SIDE>がライヴすると告知されて、相当に全国のハードコアファンたちに衝撃が走りました。


その後も海外公演含めて、本数は少なめですが定期的にライヴが発表されております。


「復活」「再始動」「再結成」「活動再開」など色んな言葉が有りますが、現状ではどういった表現が一番正しいと<ISHIYA>さんは思いますか?


細かなニュアンスでしょうが、どう受け取って良いのだろうか?と気になっていたことです。


今までに沢山の「メッセージ:言葉」を伝えてきたヴォーカルだからこそ、最初にお聞きしたかった質問です。


 

  ISHIYA


2010年に、解散以来初めて<CHELSEA>の命日に毎年やっているライブにシークレットでDEATH SIDEをやったんだけど、2015年にやり始めた理由としては、その年のCHELSEAの命日ライブが確か月曜日で、お客さんもこないかも知れないし、そうすると『CHELSEAのことを忘れてしまうんじゃないか』という思いもあって、<DEATH SIDE>をやってみようかと思ったんだよね。


久しぶりにやってみると、<CHELSEA>のつくった楽曲っていうものの素晴らしさを改めて認識して『これは残していかなきゃいけないんじゃないか』と思うに至った。


幸いオファーも、昔からの親友であるカツタの企画や、俺が世界で一番好きなバンド<CHAOS UK>のJAPAN TOURなどもあって、それ以外にも海外からのオファーなどが多く、ニュアンスとしては、チェルシーの命日以外にライブをやったら止まれなくなったって感じかな?


今、決まっているライブは2017年4月のオーストラリア・ツアーだけだけど、それ以外今後のことは未定だけどね。


 

※CHELSEA……DEATH SIDE/PAINT BOXのギタリスト。HARD COREの音楽性の中に、一般的には対局だったHEAVY METAL的なギターソロや叙情性を楽曲に取り入れ、世界的に影響を与えた方です。2007年に永眠されました。


※カツタ……鉄アレイなど様々なバンドに在籍したベーシスト。イベントやショップなど幅の広い活動展開されております。


※CHAOS UK……1979年に結成されたイギリスのバンド。DISCHARGEやDISORDERと共に現在のHARDCORE・PUNKといわれる音楽の基盤を築き上げた存在です。


 

● 最近でも<Hi-STANDARD>の復活や新譜リリースなど話題になりましたが、


バンドが様々な理由で活動停止した後の再度活動をスタートさせることは、メンバーにとっても勿論んですが、ファンにとっても嬉しいことでも有り、且つナイーヴなことだと思います。


上記の質問の回答にも因りますが、<DEATH SIDE>だけでなく国内外でも過去に伝説的なバンドが解散し、活動再開した前例が有ると思います。


その時に<ISHIYA>さんが個人として思う再度動き出したバンドに対する善し悪しの基準って有ったりしますか?


 

  ISHIYA


ライブを観て判断する。それしかない。


レコードやCDとかの作品はごまかしが効くけど、ライブだけは各バンド色々あるんだろうけど、どんな思いだろうとそれはライブに反映されるから、ライブを観て判断する。


ライブが心に響くか響かないか。それが全てだと思う。再結成だろうが現存するバンドだろうが全てに言えることではあるけど。


 

● 80年代にも多少は存在しましたが、アイドルがヘヴィメタルをする程に今の時代は更に音楽のクロスオーバー化が進んでいると思います。


実際のクロスオーバーとは違い、今は「組み合わせの意表を考えた販売手法の一つ」だとは思ってますが。


そんな現代でも、未だにメジャーのフィールドでは僕が想う本当のハードコア・バンドがテレビに出演することは有りませんし、実際にメジャーでは存在すらしていないとも思えます。


音楽の激しさと云う側面では近い80年代末〜90年代初頭にかけて盛り上がった「ヴィジュアル・ロックバンド」のシーンは未だにメジャーフィールドで活躍していたりします。


そのヴィジュアル・シーン初期のバンドメンバーがライヴハウスに通い、観に行っていたのが<DEATH SIDE>含めた日本の初期ハードコアバンドだったと思います。


実際に以前、僕が<GLAY:HISASHI>さんとお酒を呑む機会が有った時も、可成りコアな日本のハードコアに夢中だったらしく、二人で長い時間盛り上がった記憶が有ります。


僕にとって最もリアルタイムで体感したかったシーンの一つは「80年代中〜後期の日本のハードコア・シーン」です。


僕はほんの少しだけ産まれるのが遅かったです。多少は体感してますが。


先ず、本当のクロスオーバー時代の渦のド真ん中にいた筈の<ISHIYA>さんにお聞きしたいんですが、振り返るとあの頃は一体どんな感じだったのでしょうか?


 

  ISHIYA


怖かったよ。それもとてつもなくね。でも、なぜかライブに行ってしまうんだよね。


理由はよくわからないのが正直なところだけど、確実に言えるのは、そのころのHARDCORE・PUNKより凄いものは、俺の知っている世の中には存在しなかった。


あれほどの緊張感を持って、行く場所なんてなかったんじゃないかな。


そして、その人たちの中にまで入ると、とんでもない愛に溢れた人たちだったんだよね。


愛に基づいて生きている人たちだから、守るもののために怖かったんじゃないかなと、最近思うようになってきた。


ちゃんと覚悟を決めて、腹をくくって生きていかないとダメだってことが、当時のシーンに通うことで自然と身についていったのかもしれない。


 

● 先程に続く質問です。


<ISHIYA>さんは海外でもツアーしていらっしゃいますが、ハードコアのポピュラリティーとは難しいのでしょうか?


そもそもポピュラリティーを得たいと思ってるバンドはいなんでしょうか?


長く聴き続けてるファンとして、そしてラジオをしている身としては、もっとテレビやラジオで大暴れして巨大な会場でライヴをするハードコアバンドを沢山観たいって思ってしまいます。


実際に知る機会が無いだけで、僕のラジオやイベントで知り、ファンになった方は沢山います。


政治的メッセージが以前よりも注目される昨今ですが、ずっとそれを続けていた音楽シーンだからこそ勿体無く感じてしまいます。


 

  ISHIYA


ポピュラリティーとか、そんなたいそうなことじゃなくて、色々な人間に観て欲しいと思ってる人間はたくさんいると思うよ。


でも、それには色々なことがあって揉めたり、嫌な思いをしたり、我慢させられたりとか、到底納得できないことが多いんだよ。


オーバーグラウンド・シーンで活躍することよりも、ほかに自分たちの納得のいくやり方で人に伝えたいんだと思う。


海外だと、<MISFITS>や<DANZIG>、<RAMONES>なんてBARで呑んでいれば普通にかかっているし、一般客も声を出して歌ったりもしてる。文化の違いによるところも大きいんじゃないかな。


日本は歌謡曲がメインの世界だし、海外はロックというもの自体がもっとポピュラーだよ。


実際、日本のテレビに出て人気のあるバンドよりも、海外での知名度が高い日本のHARDCORE・PUNK BANDは沢山いるしね。


意識の問題じゃないのかな。


個人的には、バンドでオーバーグラウンドに出たいとは思っていない。


本気の人間同士は観客であれ演奏側であれ、巡り会うはずだと思うから、あんまりそのへんは気にしていない。


 

● 先程の質問同様に此処数年、<SEALDs:シールズ>などメッセージを強く表に打ち出すグループが注目されていたりします。


単純に僕自身も選挙など政治関連に興味を持った切っ掛けは「日本のハードコア」だったりします。


なので個人的にはSEALDsの活動に関しては『今更?ハードコア・バンドがずっと訴えてるじゃん』って思いましたが、一般的には<SEALDs>で興味を持った方は沢山いると思います。


厳密に云えば思想やメッセージの細かな違いは有りますが、政治的/平和的な活動はずっと日本のハードコアがし続けたことだと思います。


実際にラジオやイベントでも大好きな<FORWARD>の楽曲「MURDERED」を流して、沢山の方がリリックの内容に驚き、共鳴していたりしています。


捉え方によっては今の時代は日本で初めてハードコア・バンドが誕生し易い環境になってるのでしょうか?


そしてハードコア・バンドが活動し易い環境になっているのでしょうか?


 

  ISHIYA


え?そんなことしてくれてるの?ありがとう!それは嬉しい(笑)。


今は若者たちに流行っている音楽としてはHIP-HOPなんだと思うんだけど、HIP-HOPもメッセージはPUNKと変わらないことを歌っている部分もたくさんあると思うので、ある意味それはPUNKなんじゃないのかな?


時代の流れがあるから、きっかけはもの凄く大切で、それを<SEALDs>の若者たちが、HIP-HOPの音楽みたいにリリックをのせて伝えたのは素晴らしいことだと思う。


それで気付いた人たちが興味を持ったなら、いつかはHARDCORE・PUNKと出会うときがくるかもしれないんじゃないかな。


まぁ音楽が激しいから、いわゆる一般的な音楽、例えばJ-POPみたいな音楽が好きな人には理解するのは難しいとは思うけど、さっきも言ったように本気で何かを考えたり、本気で行動してる人間とは巡り会うはずだ思っているからね。


 

● 昔の話をお聞きします。


僕は小学生時代に歌謡曲や海外のポップス含めて、勿論、音楽的な知識は全く無いので無意識でしたが、歌謡曲で分かり易く云えば<松田聖子>さんよりも<中森明菜>さんの曲の方が好きでした。


特に思い返して印象深いのは7歳の時に聞いた<薬師丸ひろ子>さんの「セーラー服と機関銃」だと思います。映像含めてあのマイナーコード感が暗くて/寂しくて衝撃的でした。


ラジオやテレビで流れる音楽でテープに録音する位に気に入っていたのは「メロディーが暗くて、リズムが早い楽曲」でした。


それで中学に入り<METALLICA>を知った時に『こんなに暗くて速い曲がこの世の中に有るなんて!!』となり、其処から<DEATH SIDE>や<X(JAPAN)>、<SxOxB>や<NAPALM DEATH>と繋がっていったりしました。


<ISHIYA>さんが最も古く記憶に残る音楽を意識的に好きになったのは、何方の何て楽曲ですか?


そして格好良いだけじゃなく自身で『バンドをやろう!!』と切っ掛けとなったのは、何方の何て楽曲ですか?


共に理由や時期などを含めて教えて貰えますか?


 

  ISHIYA


小さいころは子ども向けのアニメソングとかを、ソノシートで聞いていた感じで、テレビ番組で色んな音楽が流れてて、ドリフターズの番組とか観て音楽好きになったかもしれない。


地元の暴走族とかの先輩繋がりで、<アナーキー>を小学生のときに聞いたのがPUNKに目覚めた時じゃないかな。地元の隣街に「アナーキーの逸見さん」が住んでたし、沿線に<アナーキー>が住んでたから身近だったしね。


それでPUNKというものを知って『俺でもできる』って思ってバンドをやりたいと思った。


曲とかじゃ無かったと思うよ。その時に自分が持っていた「憤り」にリンクしたのがPUNKだったと思う。


誰でもできるのがパンクのいいところだからね。俺なんかができるんだからさ(笑)。


本気でバンドをやり出したのは15〜6歳で、HARDCORE・PUNKを聞いてからだね。<DISCHARGE>の凄さは衝撃的だった。


 

※ アナーキー……1978年に結成された日本のバンド。最も早い段階でメジャーシーンに登場したPUNK BANDだと思います。ファーストアルバムに収録した楽曲が過激過ぎて回収騒ぎになっていたりもします。


※ DISCHARGE……1977年に結成されたイギリスのバンド。楽曲だけで無く、容姿/姿勢/思想を含めて世界で最もHARDCOREシーンに影響を与えてるバンドだと思います。


 

● ロックが海外で産まれたのは事実です。だからこそ日本から海外への進出/憧れはどうしても出てくると思います。


実際に60〜70年代のGSやニューロック勢では海外でリリースした日本のバンドもいましたし、80年代では<YMO>など海外アクトに影響を与える様なグループも現れました。


どんな時代も海外進出を意識して日本のミュージシャンは頑張っていたと思います。


しかしながらハードコアに関しては「テープ・トレード」などレーベルやマネージメントでは無く、ファン同士の繋がりで世界中に日本のハードコアバンドが知れ渡り、影響を与えました。


今の時代ではネット等で簡単に発信することだけは簡単になりましたが、あの時代では本当に難しかったのにも関わらず、本人が知らぬ間に<FORWARD>や<DEATH SIDE>はファン同士の情報で広がり続け、未だにハードコア・ファンたちを興奮させている訳です。


何度も聞かれていると思いますが、海外の会社が制作する日本のハードコアシーンを追った映画の話も有りますし、今一度質問します。


何故、此処まで日本のハードコアが世界でも稀なオリジナリティーを持てて、リスペクトを得続けていると思いますか?


僕個人は海外のハードコアよりも「喜怒哀楽」の全ての要素が過剰で、想いが深く感じれるからだと思っていたりします。ヴォーカル/演奏含めて全てが奇抜では無く、過剰過ぎるんだと。


 

  ISHIYA


昔から日本のHARDCORE・PUNKの人間たちは、海外と手紙のやりとりなんかをして繋がっていたよ。WORLD PEACEコンピレーションに入った<THE EXECUTE:レミーさん>なんかは、ドイツのINFERNOとカップリング出したりとか、色々やっていたと思う。


俺の尊敬するHARDCORE・PUNKの先輩の言葉で、『あのハードコアのリズムっていうものは人間本来が持つリズムなんだ。だから世界に浸透していて無くなることはない。』というようなことを言っていたんだけど、まさにその通りだと思う。


人間の感情の奥底にあるリズムに、あのハードコアの速いビートというものがあって、それは無くなるものではないんじゃないかな。


日本のHARDCOREが世界に広まったのは、創世記の先輩たちのバンドの「オリジナリティ」と「レベルの高さ」が、世界の中でも群を抜いていたからだと思う。


それを観て、聞いて育った人間たちにもその影響は強く残っていて、世界から見ても珍しい独自のスタイルが出来上がったことが、広まっている原因じゃないかなと思う。


でも、実際のところはどうしてなのかは正直わからないけどね。


 

※ WORLD PEACEコンピレーション……多分1984年に海外からリリースされたコンピレーションアルバム「PEACE WAR」のことだと思います。世界中のHARDCORE・PUNK BANDが収録されており日本からは「GISM」と「THE EXECUTE」 が参加しております。


※ THE EXECUTE……80年代初頭の日本のHARDCORE・PUNK創世記に活動したバンド。後にGASTUNKを結成するメンバーも在籍しています。CHELSEAさんも後期にギターでは無くドラムで参加していたらしいです。


 

● 先程も名前が出ましたが<METALLICA>は今年新譜リリースを発表し、世界中で話題になっております。


1981年に結成し、今年で35周年です。メンバーの最年長であるヴォーカル/ギターの<JAMES HETFIELD>は現在53歳です。


今では時の流れと共に自然に今の年齢になりプレイしている筈ですが、結成当時は売れる/売れないは別としても53歳まで此処まで激しい音楽をしているとは思ってなかった筈です。


若いファンたちは彼等の音楽を聞いてどう思うか?など、42歳の僕は到底分かりませんが、未だにヘヴィで有り続け、最高の音楽を創り続けていると思います。


ファンだからって訳で無く、ファーストも新譜も格好良さの基準値は同等だと思います。


そんな<METALLICA>にはインタビューしたことは有りませんが、確実に今の方がデビュー時の勢いと引き換えに本当のヘヴィは何たるかを理解している筈です。


<ISHIYA>さんも同様に80年代から活動を続けております。


ハードコアのバンドにヘヴィと云うワードは余り使わないと思いますが、80年代には持ってなかったが、今では理解したヘヴィな作品を創る武器って何だったりしますか?


 

  ISHIYA


経験による感覚の変化かな?


基本的に、ヘヴィな音をわざわざつくっているわけじゃなくて、自然発生している音なり言葉なりだったりするので、そのもの自体を作る人の人間によるものだと思う。


あと、ごめんね、METALLICAは1曲しか知らない(笑)。


 

● 「ヘヴィ」についてもう一つ質問します。


サウンドの表面的な部分だけでなく、音楽をヘヴィに感じることは多々有ります。


僕だったら国内だったら<はっぴいえんど>や<高田渡>など、そう感じています。


サウンドの質感や楽曲の構造もそうですが、リリックがやはり凄いなと思います。


<ISHIYA>さんに強い影響を与えた一般的にハードコアから最も遠く感じるであろうミュージシャンは誰だったりしますか?


特にどんな楽曲で、どの部分にそう感じましたか?沢山いらっしゃると思いますので、今ふとインスピレーションで頭に浮かんだ方で結構ですので教えて頂けますか?


 

  ISHIYA


中学生のときに「校内暴力」というものが俺たちの年代から始まって、社会現象になっていたんだよ。


その時にテレビで「金八先生」ってドラマがやってて、それに出ていた<友川カズキ>さんが、俺にとってものすごく衝撃的だった。


金八先生でやっていた楽曲は「トドを殺すな」と「犬」って曲だったけど「生きているって言ってみろ」って曲に、心を打たれない人間なんていないんじゃ無いか?って思うぐらい、とてつもない衝撃を今でも受けているよ。


俺の人生に衝撃を与えてくれた音楽は、PUNKと友川さんだね。まぁ、友川さんはHARDCOREから最も遠いとは全く思わないけどね。


 

※ 友川カズキ……1974年にデビューしたフォークシンガー。秋田弁で歌われる強いメッセージが世代を問わず高い評価されている方です。弊社のお客様にはお馴染みの高田渡さんや遠藤賢司さんとはまた違ったヘヴィな楽曲が多いアーティストです。現在では再発盤やベスト盤も有るので手に入り易いですよ。


 

● 本気かどうかは分かりませんが<KISS>のメンバーも『自分達が亡くなっても、KISSは継続していってほしい』と云うニュアンスでコメントしていたりします。


つまり永遠にその都度、新たなメンバーを加えて<KISS>が存続していく考えです。


新たな楽曲発表は難しいかも知れませんが、あくまでもオフィシャルの<KISS>と云うバンドが実際にライヴバンドとして受け継がれていく考えです。


受け手としてはカヴァーバンドとは違い、オフィシャルだから喜ばれる可能性も有ります。


つまり「落語」の世界観に近いと思うんです。名前を受け継ぎ、語り継がれてる小咄を伝承していく流れ。


落語に比べてロックバンドが誕生してからの歴史はまだ浅いです。本当にバンドでそれが成立すると思いますか?


ミュージシャンとして100年後にも楽曲と云う意味では無く、メンバーが認めた人選で<FORWARD>や<DEATH SIDE>がバンドとして存続し、引き継がれていくとしたら、どう思いますか?


 

  ISHIYA


何とも言いようがない(笑)。


正直全くわからない。


 

● 一問一問がメールの為、ニュアンスを伝わる様に長い質問で面倒だったでしょうが、お付き合い頂き有り難う御座いました。


過去のインタビューでも、これだけ質問を考えるのに難しかったのは前例が余りないですが(笑)本当に光栄でした。有り難う御座います。


今後の<FORWARD>の活動などを含めて、<ISHIYA>さんのスケジュールなどを教えて頂けますか?


あと、リスナーやお客様に本当に沢山質問されるのですが、先日は「LP」での海外再発は有りましたが<DEATH SIDE>の何度目かの「CDでの再発」は今後実現するんでしょうか?


 

  ISHIYA


<FORWARD>のライブやリリース情報はホームページか、メンバー各個人のTwitterやFacebookでわかると思う。


取り敢えず今度「STRAIGHT UP RECORDS」から発売される「MOTORHEAD:トリビュート・アルバム」に参加するので11月25日にレコーディングを行なう。


「BREAK THE RECORD」からもシングルの発売予定もあるし、来年のツアーやそのほかの音源に関しても控えているものがあるから、近日中には発表されると思うよ。


<DEATH SIDE>に関しては未定。前回CDをリリースしたときも、かなりのプレミアとかがついていて、買うのがアホらしい値段だったので出したんだけど、またそういうことはあるかもしれないし、何とも言えない。メンバーと相談してみようかなぁ?(笑)。


でも、発売するとしたら<DEATH SIDE>が活動している今なのかな?とも思わなくはない。


 

● 恐れ多く、且つ緊張で自分のイベントには声を掛けれませんが(笑)新潟でも近い内に是非ライヴを開催して欲しいなと願っております。


毎回、最後に聞いてる個人的な質問ですが、今回のインタビューの感想を少しでも良いのでお聞きしても宜しいですか?


 

  ISHIYA


新潟も暫くライブやってないから行きたいとは思っているよ。声かけてくれれば、みんなで話してみるよ!


インタビューって、あんまり受けた記憶がないんだけど、ここ最近になってやっとちょこちょこやってる気がする。


今回は俺みたいな人間にインタビューしてくれてありがとう。


新潟の銀ダラが喰いたい!!!


寺泊の浜焼きが喰いたい!!!


 

FORWARD「AGAINST THEIR INSANITY」



01. 戦争の放棄
02. IGNORANT ASSHOLE
03. SACRIFICE
04. PALESTINE
05. IMAGINE
06. MURDERED
07. COWARD
08. WHAT WOULD YOU DO?
09. REBEL AND PROGRESS
10. 覚悟


日本を代表するハードコアバンド「FORWARD」の最新アルバムがボーナスディスク付き2枚組で登場。


ボーナスディスク含む全12曲収録。


「DEATH SIDE」でもお馴染みのISHIYAさんがヴォーカルを務め、結成から20年経っても進化し続ける格好良さで、メッセージも楽曲も超強力です。


 

 

 
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