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HATANAI ATSUSHI (TOJIN BATTLE ROYAL) / INTERVIEW

先日のラジプログラム「HAPPY TOGETHER」でオンエアされ全国で大反響を頂いた「ハタナイアツシ総裁」のインタビューの模様を完全再現して公開!


「TOJIN BATTLE ROYAL」時代から、「DEV LARGE」や「RHYMESTER」などのレジェンド達にリスペクトされ、ネットがこれだけ普及した現在でも殆ど観る事の出来ない「ハタナイアツシ総裁」の貴重なインタビュー。


オンエアされた内容に加え、ボーナストラックとして「最新メール・インタビュー」を追加した完全版でお届け。


本当に貴重なインタビューとなります。


Interview. HATANAI ATSUSHI Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIAinc. 代表)


 

・ハタナイアツシ総裁 Official Site


・ハタナイアツシ総裁 Official Twitter


・ハタナイアツシ総裁 Onile Store


 


 

● と、云う事でお送りしてますのは、本日のゲスト「ハタナイアツシ総裁」の新譜「mini solo police」から「挿入歌」になります。


<D'Angelo:ディアンジェロ>が雌猫の真似して逃げ出す様な、素晴らしい人類の本質と性器を貫き通した素晴らしい楽曲だと思います。


<TOJIN BATTLE ROYAL>でもお馴染みの<ハタナイアツシ総裁>が遂に番組登場です。


心して部屋の片隅で本日のインタビューをお楽しみ下さい。もし偶然に、車でこの放送を聴きながらお食事に出掛ける途中のカップルがいましたら……本日の成功はお約束致します。


それでは早速ご紹介しましょう!!<ハタナイアツシ総裁>です。もしもし……。


 

  総裁


あぁ、どうも。


 

● (本日は)有り難う御座います(笑)


 

  総裁


こんばんわ。


 

● 宜しくお願い致します。


 

  総裁


宜しくどうぞ。


 

● 先ずはインタビュー決まりまして、全国のファンの方々から『マジか!?』と云う事になってまして…


 

  総裁


これ、全国で聴かれてるんだよね。


 

● 世の中ハイテクになりまして、ネットでもスマホでも何処でも聴ける様になりましたので。


 

  総裁


僕もダウンロード(ラジオを聴くアプリの事を指していると思います)しました。


 

● 先程から勝手に<総裁>と呼ばせて貰っていますが、今日のインタビューは<総裁>って呼ばせて頂いても宜しいでしょうか?


 

  総裁


勿論。


 

● 先ずは「謎多き」って云うのも変な感じですが、インタビュー自体が少なく、プロフィール位しかネットでも見つからなかったりしますが、基本的な事からお聞きします。


今年は<総裁>「46歳」で良いんですよね?


 

  総裁


はい。


 

● <総裁>が10代当時で云えば……まぁ活動を始めた時と云うか…


 

  総裁


いや、その頃って云ったら「HIP-HOP」って文化自体が余り無かったですよ。


 

● あぁ、成る程。で、ですね……


 

  総裁


<RUN DMC>が丁度出始めた頃だったんですね。「WALK THIS WAY」の頃かな。


 

● はい。ソロでの楽曲のリリックでも有る様に、あの頃は「HR/HM:ハードロック/ヘヴィメタル」の時代だった訳じゃないですか?


 

  総裁


そうそう。


 

● それでも「HIP-HOP」を選んだ訳や、きっかけになったであろう……


 

  総裁


いや、まぁ「HIP-HOP」を選んだきっかけって云うのは、まぁ学生時代に「RAP」は流行っていたんですよ。


僕は余り興味が無かったけど。


 

● はいはい。


 

  総裁


まぁ、有ったでしょ。色々と……<VANILLA ICE:ヴァニラ アイス>とかミーハー系の。


ディスコでかかっている様な。


あれは全然、格好良いなって思わなかったけど、やっぱり<JUICE:ジュース>ですよね。1992年の。


 

● 映画ですよね。


 

  総裁


そう。あの映画の<ERIC B.&RAKIM:JUICE(KNOW THE LEDGE)>や<NAUGHTY BY NATURE:UPTOWN ANTHEM>を聴いて、『HIP-HOP格好良いな!』って思ったんだよね。


 

※VANILLA ICE……1989年にデビューした白人ミュージシャンで、1990年にリリースしたアルバム「To The Extreme」が大ヒット。白人ラッパーの先駆け的な存在。イメージで云えば「白人のMC HAMMER」的な存在でしょうか。


※JUICE……1992年に公開された映画で<SPIKE LEE>監督の代表作。HIP-HOPの音楽を全編に使用し、<2PAC>が注目されるきっかけとなった作品。未だに影響力の有る映画です。REGGAEで云えば映画「ROCKERS」的な意味を持つ作品です。


 

● その時の<総裁>は何歳だったんですか?


 

  総裁


その時は24歳位だったと思う。大学を卒業して1年目だったっけな。その時はまだ東京に住んでいて、東京の自由が丘に有る会社で働いていて、会社帰りに自由が丘の「武蔵野館」(2004年に閉館)って所で観た覚えが有る。アレは強烈でしたね。


 

● その映画を観ようと思ったきっかけは何だったんですか?


 

  総裁


映画を観たきっかけ……あれ何やったけかなぁ…<HATAJI-LO:TOJIN BATTLE ROYAL>が先に観たんだったかなぁ。


 

● はいはい。


 

  総裁


『あれ、格好良いよ』って。それで観た様な気がする。


 

● それで「HIP-HOP」が格好良いな、やってみようかなってなった訳ですか?


 

  総裁


そうそう。まぁ、いきなり其処からやってみようかなって思ってなかったけど、それから暫くして<HATAJI-LO>が「MTR:マルチトラックレコーダー」を買って、何かちょっと遊びでやってみようかってなり。


 

● はいはい。


 

  総裁


で、遊びでやり始めて、ハマっていったって感じかな。


 

● では、本当にバンドを始めるかの様に、映画を観て、影響を受けて、聴きながらもやってみたって感じなんですね。


 

  総裁


そうそう。


 

● その頃のスタートした段階で、僕らですと古くても<TOJIN BATTLE ROYAL>の時代しか知らないですが、やはり「インパクトのあるリリック」が有名じゃないですか。


その2人で始めた頃のリリックは、TOJIN時代とは全く違ったりするんですか?


 

  総裁


いやぁ…先ずは最初<NAUGHTY BY NATURE>の歌詞カードを見て、コピーしてました。


 

● おぉ〜!英語で。


 

  総裁


その頃は日本語のラップ文化は無かったから。英語しかないんだと思ってましたから。


英語のそういったアーティストの歌詞カードを見て、「なんちゃって英語」でやってみたりとか、


或は強引に聴き取って無理矢理やってみたりとか。


 

● あぁ成る程。耳コピーですね。


 

  総裁


耳コピーみたいな感じね。そのうち「日本語ラップ」がジワジワと浸透し始めて来て……で、流れに乗って日本語でも、やり始めた感じですね。


 

● <総裁>の言う「日本語のHIP-HOP」が出始めたってのは…耳に入って来たってのは<スチャダラパー>とか、あの辺って事ですか?


 

  総裁


そうそう<スチャダラパー>とか有りましたね。


<スチャダラ>を初めて聴いたのは<DE LA SOUL>のアルバムで聴いた気がするけど、正直最初は余り格好良いとは思わなかったですね(笑)


 

※ DE LA SOULのアルバム……1993年にリリースされた「BUHLOONE MINDSTATE」に<高木 完>と共に参加。


 

● うんうん。


 

  総裁


その頃はまだ「日本語ラップ」ってのは、そこまで浸透してなかった。まだラップなら「英語しか有り得ない」って思ってましたけど。


その後、<RHYMESTER:ライムスター>とか出てきて…<KING GIDDRA:キングギドラ>(現在はKGDRのに改名)とか出てきて、そして<さんピンCAMP>。


あの頃から「日本語ラップ」が浸透してきたって気がして、『これは俺らも日本語でやるしかない』って。そんな感じでしたね。


 

※ さんピンCAMP……1996年7月7日に日比谷野外音楽堂で開催されたハードコアなメンツを集めた伝説的ヒップホップイベント。その1週間後にスチャダラパーを中心とした<大LBまつり>も開催され、日本のHIP-HOP史の中でも最も凄かった年と個人的には思っています。


 

● うんうん。


 

  総裁


最初は真面目に…何かまぁ「ありきたりなリリック」でしたよ。何か『俺は最強だ!』みたいな。


 

● ハードコア的な、強さをアピールする様な…


 

  総裁


そうそう。


 

● まぁ<RHYMESTER>も<KING GIDDRA>も当時は、メジャーな<スチャダラパー>と比べると「ハードコア」的な側面を打ち出している感じでしたもんね。


では、<TOJIN BATTLE ROYAL>についての質問ですが、グループの「コンセプト」を考えた<総裁>って言われるじゃないですか?


 

  総裁


当時の状況はハッキリと覚えてはいないけど、まぁ僕がグループ名を創ったってのは、そうですね。


 

● 先程の質問の続きになりますが「リリック」の件です。


聴いて貰った方には分かりますが、可成りと云うか究極に「限られる身内/地元内容」に視点が絞られ過ぎている点です。


勿論身内、つまり「コミュニティー的」と捉えるならば、同様の方向性のリリックは他のアーティストでも、一つのHIP-HOPの文化として存在しますが、彼処までは有りませんよね。


 

  総裁


まぁ変質的なね。偏り過ぎた感じだよね。


 

● それは可成り色んな意味でも「ポピュラリティーを得れない危険性」が有るのですが、その辺は意識せずって感じだったんですか?


 

  総裁


完全に「自己満足の世界」ですよね。


どうせあの時は福岡でHIP-HOPって云っても、絶対にそんなに全国で芽が出るって可能性なんて無かった。


だから開き直って、とことん……


 

● (大爆笑)


 

  総裁


(笑)自分達が楽しければ良いよねって感じで、どうせ頑張ったってメジャー(全国区って意味です)にはなれないんだからって。


 

● (大笑)因に福岡に当時はHIP-HOPのシーンって無かったんですか?


 

  総裁


勿論、有りましたけどね、博多には。


有ったけど東京に出ないと全国区にはなれないって時代。かといって東京にまで出たいとは思わない。


地元で気の合う仲間と内輪ネタで盛り上がって、それで満足していたって感じですね。


 

● この番組でもよく言ってるんですけど、HIP-HOPってツアーがなかなか当時ですら無かったじゃないですか。バンドと比べたりすると。


CLUBにはたまに来たりはしてたと思いますけど。結構大きくメジャーなアーティストが、ちゃんとした会場でツアーしていたら、HIP-HOPのシーンが変わっていたと思うんですけどね。


そんな中でも<TOJIN BATTLE ROYAL>として、県外からの有名なアーティスト達と共演はしていたのですか?


 

  総裁


有名なアーティストとの共演……まぁ「親不孝通り」(福岡市の有名な通り」の大きな箱に、<BUDDHA BRAND:ブッダ ブランド>かな…<DEV LARGE:デヴ ラージ>が来た時に前座みたいな事をやった事があるかな…あんまり共演ってのは無かったかな。


 

● やはり地元のアーティストや仲間と楽しくやるぜって感じなんですね。


 

  総裁


そうそう。当時は「デモ・テープ」を作って、地元のレコード屋に委託販売で売って貰って、それがまぁ「200本」位売れて万々歳って感じ。「カセットテープ」ですからね。アナログ録音で。


 

● あの時代は「テープ」でしたもんね。僕もイベントを1997年から開催しているんですけど、最初は当たり前に「ミックス・テープ」で作って『こういう音楽が流れているイベントだから来てよね!』って配ってましたもんね。


100円ショップに走って、買ってはダビングしてましたからね。


 

  総裁


1日かかって録音したりして(笑)


 

● 凄い時間がかかるんですよね(笑)テープだと当時は。


 

  総裁


そうそう。懐かしい。


 

● 2倍速とか有るんだけど、今のCD-Rと違って時間がかかる。


 

  総裁


あれで200本位は売れましたからね。地元だけで。


 

● 凄い事ですよね。


 

  総裁


今はCDを全国で2〜300枚売る事すら、大変だったりしますからね。


 

● 今はそう云う時代ですもんね。インディーでもそうですが、メジャーですら「1000枚」売れれば「大ヒット」ですもんね。今は配信の有るからね。


 

  総裁


そうそう。


 

● 次もリリックなんですけど、ともすれば総裁のリリックはユーモア感覚が優れ過ぎており、他のアーティストともよく話の題材になる日本では音楽にユーモアも持たせると、イコール「真面目じゃない」「ふざけている」って捉えられる危惧が有ります。


「音楽は真面目でなくてはならない」って風潮が有ると思います。特に日本では。


 

  総裁


はいはい。


 

● <総裁>は実力が有るからこそ、成立しているのが一番凄い部分だったりしますけど。


実力が無くて、あのリリックだと…「相撲オヤジ」ってリリックの真似をしたくはならないですし(笑)


 

  総裁


はいはい(微笑)伝わらないでしょうね。


 

● 「相撲オヤジ」ってフレーズが格好良いって思える、言いたくなるって凄い事だと思うんですよ。


基本的に<総裁>のリリックはトータル的に全てが「パンチライン」って感じがするんです(笑)


 

  総裁


あぁ、それはよく言われますね。


 

● 別に細かく切る必要が無いな。全部そうだなって。


僕は<TOJIN BATTLE ROYAL>を、「クレイジーキャッツ」や「ドリフターズ」、まぁ此処は可成り個人的にですが「とんねるず」を例に出して、演奏や楽曲、トータル的に実力が有るからこそ成立しているミュージシャンと思っていたりします。


その流れの中で「ハタナイアツシ総裁」や「TOJIN BATTLE ROYAL」が好きだと説明する事が多いんです。


ただ前例のアーティストも、同じくユーモアの部分だけ強調されて、音楽的側面を真剣に捉えているのは「音楽好きの極一部の方」だけだったりすると思うんです。


その辺はどうお考えしてたりするんですか?


 

  総裁


あぁ、成る程。リリックの面白さばかりに気を取られているって事ですね。音の良さとかフロウとかではなく。


僕も頭からケツまでギャグを並べている訳でも無く、例えば去年リリースした「S.O.S.A.I」のアルバムの中には、もう全くリリックが聴き取れない様な音だけで楽しんで貰える様なラップも有る訳ですよ。


「L.C.B.C 」とか車のネタで誰も分からない/聴き取れなさそうなラップをしてみたり。


今回の新作は「挿入歌」とか「変態志願兵」とか割とパンチラインが続く様な楽曲も有るけど、一応その辺のバランスは取る様に心掛けてはいますけどね。


まぁ、リリックの面白さや内容で聴かせるものも有るし、「アブストラクト」で内容はどうでも良いから「音的に格好良い」ってやつとか。


 

● はいはい。耳の感覚でって意味ですね。


 

  総裁


そうそう。フル・アルバムだと音だけで聴いて貰える様なラップも入れるんですけど、今回はミニアルバムで実質4曲しかないので、4曲中全てが訳の分からないラップだったら聞き苦しいかなと思って……下ネタで統一したっていう。


 

● はい(笑)


 

  総裁


今日はまだtweetしてないんですが、僕のラップはそのぉ……「下ネタを聞き流せば、心地良い音」って聴こえる様に一応、心掛けています。


今作はトラックも結構「洒落た感じのトラック」が多いので……まぁ「変態志願兵」以外は。


 

● はい(笑)


 

  総裁


BGMとしてラップを聞き流せる。「英語のラップを聴いている様な感覚」って云うか…


 

● あぁ!成る程!!


 

  総裁


心地良いと思うんですけどね。まぁリスナーの聴き方にも因ると思うんですけどね。


 

● <総裁>って声質も特徴的じゃないですか。ヴィジュアルも含めて「ダンディー」な声ですし。


その声質に……歌詞の内容が寄せていったと云うか……それとも歌詞の内容に声が寄せていったのかっていう……ちょっと分かりづらいかも知れませんが、ずっと気になっていたんですよね。


 

  総裁


あぁ、そうですか(微笑)其処までは意識してないけど。


 

● ですが、声とリリックの内容が凄い「ハマっている」って気がするんですよね。それって他のHIP-HOPアーティストと比べても、ここまでハマっている方っていないんですよね。


例えばハードコアな内容のラップだったら、あぁ、この人は「意識的に恐い声を作っているであろう」的な(微笑)


あくまでも<総裁>はナチュラルな声でリリックを操っている感じがするんですね。


自身の声を高いとか低いとか意識した事は無かったんですか?


 

  総裁


まぁ、トラックによっては若干違ってくるとは思うんですよね。例えば「挿入歌」のスケベな感じとかメロウな感じとか…昔で云えば<BIG DADDY KANE:ビッグ ダディ ケイン>の様なスケベな感じでやろうかなって思ったりしますが。


まぁだから、アレかな。今回は4曲しかないから全曲の声質が違うって事はないかもしれないけど。


去年のアルバムとかは14曲とか有りましたから、曲によっては声の高さとか大分変えましたけどね。


「GEZAN BEARS」とかは甲高くしたりとか、「SIN MARCO VENTURI」はえらく低くしたりとか。


 

● 成る程。今作はイントロとアウトロ入れて全6曲入りですが、インタビュー後半は新譜のお話を中心にお聞きしようかなと思っています。


ソロになってからの事をお聞きしようかなと。


そう云えばさっき言いづらかったと云うか、挟めなかったんですが(笑)


セカンドアルバムの「S.O.S.A.I」なんですが、アルバムを『エス オー エス エイ アイ』って、アルファベットでおっしゃっいましたが、正しい読み方ってソッチなんですか(笑)


 

  総裁


一応『エス オー エス エイ アイ』ですね(微笑)正しいと云うか僕はそう読んでますね。


 

● さっき聞いた時に、凄い衝撃的だったんですよね(笑)ずっとあのアルバムを「ソウサイ」って読んでたので。


 

  総裁


どっちでも良いんですけどね、別に(笑)


 

● リスナーの中では、その部分を『おっ!』って思いましたよ、絶対にその部分を(笑)


 

  総裁


あぁ、そうですか。僕はそう読んでいるだけですけどね(微笑)


 

● ではですね、新譜「MINI SOLO POLICE」から1曲聴いて貰おうかなと思うんですが、最もドープな楽曲と思っていて、まぁ、その辺も後で聞かせて貰いますが、今作や前作のPVだけをYOUTUBE等で見た方だと、このドープな側面を気付いてない方が多いんじゃないかと思うんですよね。


そんな方に是非この「変態志願兵」を聴いて貰おうかなと思います。


では<総裁>の方から曲紹介をして貰っても良いですか?


 

※と、此処で曲のタイトルを紹介して頂き、オンエアの流れだったのですが………


 

  総裁


あぁ、この「変態志願兵」はですね、僕が去年(2014年)の12月の大晦日前かな…あっ12月29日に福岡に<B.D.>と<DJ SOUTHPAWCHOP>が来たんです。で、福岡でライヴやって、その翌日に福岡の久留米って所があって、そこに<B.D.>と<DJ SOUTHPAWCHOP>のライヴが有って、僕もそれに付いて行った時が有ったんですよ。30日の日に。


 

※ B.D.とDJ SOUTHPAWCHOP……新作「MINI SOLO POLICE」に、ラップとトラックメーカーとして参加しているアーティスト。


 

● (リアルな曲紹介が始まり、ラジオの収録なので予定外の展開に焦りつつも)はい。


 

  総裁


で、僕も飛び入りみたいな感じで3曲位やったんですよね。その現場で、クラブで<B.D.>のラップを聴いて『絶対 変態 なりたい キャンペーン』ってシャウトを生で聴いたわけ。


 

● はい(笑)


 

  総裁


格好良いなぁ!って思って。絶対、変態、なりたい、イコール「変態志願」と。


 

● (大爆笑)


 

  総裁


即座に思いついて。


 

● 出たんですね!(大笑)


 

  総裁


『変態志願兵』って格好良いねって。


 

● (大爆笑)


 

  総裁


僕って、そういった「パンチライン」て突然浮かんだりするんで。突然、思い浮かぶ訳ですよ。


その翌日に<B.D.>は東京に帰ったんですけど、その後に<DJ SOUTHPAWCHOP>と福岡で呑んで、『来年にMINI ALBUMでさ、「変態志願兵」って曲で<B.D.>と一緒にやりたいんだけど』ってどう?って相談したら、『ヤバいっすねぇ』って。


 

● (大爆笑)そうと言わざる得ないよね。翌日に。


 

  総裁


MINI ALBUMのタイトルは「MNI SOLO POLICE」にしようかって。


 

● (大爆笑)


 

  総裁


『それもヤバいっすねぇ!』みたいな(笑)よし!やろうって感じで。で、年が明けて<B.D.>に交渉してですね。


<DJ SOUTHPAWCHOP>経由で。2月には<DJ SOUTHPAWCHOP>のトラックが出来て、僕のリリックも出来て、デモ盤が出来て、4月に<B.D.>のラップも入れて完成したんですけどね。


 

● 成る程。


 

  総裁


僕もこの「変態志願兵」には思い入れが有りますけどね。


 

● 是非、皆様も今の強烈なストーリーを頭に浮かべながら聴いて下さい。


 

  総裁


そんな裏話が有るんですよ。


 

● それでは聴いて貰いましょう!<ハタナイアツシ総裁>で「変態志願兵」です!!


 



 

● 聴いて貰っているのは<ハタナイアツシ>の新譜「MINI SOLO POLICE」に収録しているナンバーで「SOSAI HOLYDAY」を、お送りしております。


前半に引き続き、ハタナイア…


 

  総裁


(咳払い)


 

● 今ね、咳払いが聞こえましたけどね(微笑)総裁、宜しくお願い致します。


 

  総裁


宜しくお願いどうぞ。


 

● 既に僕、1時間じゃ聞き終わらないなって感じもしますが。まだお聞きしたい事が沢山有るので後半も宜しくお願い致します。


 

  総裁


はい。


 

● 後半は、ソロについてお聞きしたいのですが、昨年のセカンドアルバム「S.O.S.A.I」についてなんですが、「エロス」。


言い換えれば「ラグジュアリー感」だったりしますが、<TOJIN BATTLE ROYAL>時代は「ビガーパンツ」だとしたら、ソロは「フンドシ」、又、曲に因っては「Tバック」になっている印象です(笑)


総裁なら意味を分かって貰えるかな?と思いますが、<TOJIN BATTLE ROYAL>の時よりも、有る意味では「可成り成熟した感じ」が致します。イメージと云うか。


 

  総裁


はいはい。


 

● その…90年代から続けているので、アーティストとしての変化って当然有るとは思うんですが、昨年のアルバムから「ラグジュアリー感」「エロスの違い」なんです、その辺のどうなのかな?と。


 

  総裁


あぁ…<TOJIN BATTLE ROYAL>時代とは別のカラーじゃないと面白く無いなってのが先ず有りまして。<TOJIN BATTLE ROYAL>は4人……あっ、むさ苦しい男達が4人でやる訳だから…


 

● はい(笑)


 

  総裁


そこでまぁ、むさ苦しくなるし、お下劣にもなると。僕はまぁソロでやる場合は「ダンディー」路線で、ジェントルマンですから(微笑)自分で言うのもなんなんですが。


 

● はい。


 

  総裁


まぁそういった本来の自分ってのを打ち出していこうかって感じですかね。勿論、「ビガーパンツ」や「相撲オヤジ」とかの部分は僕の一面では有るし、若い頃に…20代後半だった頃にマイブームだった訳ですね。「相撲オヤジ」とか「ビガーパンツ」とか。


※「ビガーパンツ」や「相撲オヤジ」……<TOJIN BATTLE ROYAL>時代から何度もリリックで登場するフレーズ。それ以外にも「百道パレス」「ヤングボーイ」「マキトヨヒコ」「ペニ皮」など数多くの名フレーズが有ります。


 

● はい(大笑)


 

  総裁


<TOJIN BATTLE ROYAL>でやる時は、無理矢理引っ張りだしてやるみたいな感じで…(微笑)


 

● はい(笑)


 

  総裁


本来は「ダンディー」で「ジェントル」な人間ですから。「ゴージャス/エレガント系」好きですしね。


 

● (大爆笑)


 

  総裁


「ラグジュアリー系統」ね(微笑)


 

● 今、途中から聞いた人だと「相撲オヤジ」とか「ビガーパンツ」が20代後半からブームって言われても衝撃的ですよね(大爆笑)


 

  総裁


(大笑)まぁ、20代後半は「ホモネタ」が全盛でしてね。僕の中ではですね。


 

● 全盛だった訳ですよね。僕もダンディー路線って「舘ひろし」さんとか「CRAZY KEN BAND:横山 剣」さんと「ハタナイアツシ」さんが「三大ダンディー」って言ってますからね。


 

  総裁


言ってましたよね(笑)


 

● 前作と今回のミニは僕は違いが感じまして、総裁の意図は分かりませんし、逆かも知れませんが、今作の方が「コンセプト・アルバム」の様に感じています。


ですが、MVの方向性…ダンディズムと云えば良いのでしょうか?その辺のイメージは割と統一感が有ります。


<TOJIN BATTLE ROYAL>時代にはリリック系は有ったとしても実質的に「MV」は無かったじゃないですか?


 

  総裁


はいはい。


 

● 実際にアルバムのリードトラック以外の曲を聴くと、ドープな質感は変わらないのですが、


どうしてもソロ2曲のMVの印象が強く、その印象に引っ張られて<TOJIN BATTLE ROYAL>のファンでも戸惑う方が多いと思うのですが、如何ですか?


音源をちゃんと聴く前に有る意味で誤解が有る様な気がします。


 

  総裁


人が僕とどう捉えているかを気にしていたら何も出来ないからねぇ(微笑)僕はやりたい事をやっているだけで…昔から「ダンディズム路線」が好きでしたから、学生時代から<HUMPHREY BOGART:ハンフリー ボガート>の映画とか…


 

※<HUMPHREY BOGART>……1930年代から活躍したハリウッド俳優で、ハードボイルド系の代表的スターです。


 

● はいはい(笑)


 

  総裁


<AL PACINO>の「SCARFACE」とか、あの辺とか好きでしたよ。「刑事もの」とかですね。<石原 裕次郎>とか<渡 真二>とか<松田 優作>とか。あの辺の時代ですから。


「ざる蕎麦」にしても「BLACK RAIN」の<高倉 健>さんですからね。


 

● はい(笑)これはあの最新のMVのオープニングを見て貰うと分かるんですけどね。衝撃的な蕎麦のシーンが有るんですけどね(笑)


  総裁


ざる蕎麦ね。「YG」の間でざる蕎麦が流行っているだよね。


※「YB」……TOJINや総裁の男性ファンの名称でYOUNG BOYの略。当然ながら女性ファンはYGです。


 

● (爆笑)


 

  総裁


それと同時に「返品」も流行ってる。


 

● (大爆笑)それってマズいですよね。


 

  総裁


蕎麦屋が全く儲からない。プラマイゼロで。


 

● なかなか曲が始まらないっていうね(笑)


 

  総裁


まぁ周期ってあるじゃない。マイブームとか。若い時は「ダンディズム路線」に走っていたからね。


学生でありながら「イタカジ」(イタリアン・カジュアル)とかね、イタリアのジャケット着て遊びに行ってましたからね。


 

● うんうん。


 

  総裁


で、今回は特別納品書を付けてる訳ですよ。


 

● 「総裁市場」でですね?


 

  総裁


早く買ってくれた方に(全国流通よりも先に総裁のオフィシャルサイトである総裁市場で購入出来ました)学生時代の写真が有る訳ですよ。結構ダンディーな訳で。


 

● ダンディーって(笑)


 

  総裁


あんま、今風の若者って感じじゃないよね。ああいう路線が好きだった訳ですよ。<TOJIN BATTLE ROYAL>をやる前。「HIP-HOP」をやる前は。


 

● 自分のファッションセンスや美的センスの中では、映画やドラマの男臭がする様な…


 

  総裁


20代後半から<TOJIN BATTLE ROYAL>をやり始めて、暫くの間は「ハードゲイ路線」ですかね。


 

● (大爆笑)


 

  総裁


「柔術教師路線」というね(笑)もの凄く造詣が深かった訳ですね。


別にホモの世界に憧れてる訳では無く、ホモの世界を観察するのが好きだった訳で。


 

● 観察するのが好きだったんですね(笑)


 

  総裁


(微笑)勿論、僕はホモじゃないからね。


 

● みんな、100%知ってますよ!(笑)


 

  総裁


興味本位でホモの世界をチェックとか、ゲイ雑誌を見て面白可笑しく。皆でネタとしてね。


 

● カルチャーとして見てるんですよね。


 

  総裁


「ビガーパンツ」とか、お下劣路線ですよね。で、まぁブランクが有って40代半ばですよ。


「S.O.S.A.I」出して。自然とそう…ダンディー路線になる訳で。


 

● 今の自然の状態で、こうなったと。


 

  総裁


また、今度50代になったら「ビガーパンツ路線」に戻るかもしらんけどねぇ(笑)ブームには順番があって…


 

● 僕も好きなのが沢山有るんで、「HARDCORE」を聴く日も有れば、「HIP-HOP」を聴く日も有り、それと一緒ですよね?


 

  総裁


そうですよ。30代の時は僕も「ROCK」ばかり聴いてましたから。「HIP-HOP」を止めていた頃は。


 

● 成る程。是非、今回のオンエアで沢山の方が気付いた方も多いと思うので、新作で総裁のドープさを…『変わらないぞ!』って事を

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