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CULTURE / カルチャー

PETER DOLVING (THE HAUNTED) / INTERVIEW

スウェーデンから世界へのスラッシュ復興第一人者!!<THE HAUNTED>の2度目のインタビューを決行!!


全ての音楽好きに対してのメッセージだと僕は思います。考え方の許容範囲が広がると確信する。


Interview. Peter Dolving (Vo.) Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIAinc. 代表)


 

・THE HAUNTED Official Twitter


・THE HAUNTED Official Facebook


 

2度目のインタビューとなった彼とのインタビュー。顎髭が伸びまくっていて、ビジュアルがもうサンタクロースみたいになっているので驚きました。しかも色が白いからね(笑)


以前より断然、今の方が格好良いです。大きな声でジェスチャーも大きく久々の再会に盛り上がる二人。


『元気だったかい?ヒロ。因みに髭が伸びれば伸びるほど世捨て人になるんだよ!ガッハッハ〜!!これが世間との距離を取っているかの目安だな!ヒロも伸ばしてみろよ!ギャハハハハ!!服屋だから無理かな?クックック♬』


…インタビュー前から最高な方です!!


 

● お久しぶりです。


「THE DEAD EYE」をリリースした後の2007年以来で、もう可成り前ですが一度インタビューしたものです(笑)


2度目でもピュアに嬉しいです。今日は宜しくお願い致します。


 

  PETER


勿論!!コチラこそ宜しくな!!


 

● さて、オリジナルアルバムとしては7作目となる最新作「UNSEEN」ですが、まぁその外部の視点からすれば激変したと言われていますね。


前作「VERSUS」の流れからすれば、其処までの激変は個人的に感じません。


この間のインタビュー時に<MARY BEATS JANE>のアルバムを2枚持って来てサインを貰っている様に、僕自身は貴方の長いファンなのでPETER自身のカラーが強く出ているのかな?と思っている位です。


音楽ファン…特にHM/HRファンは思い入れが有り過ぎる傾向が有るため、保守的な方が多いですよね。


貴方自体は変化をしていくアーティストはどう思いますか?そしてそれをファンに伝わっていないバンド達を見てどう思いますか?


 

  PETER


それに関して非常にシンプルに考えているよ。


先ずアーティストとして成長していく為には、「自分達が/自分達の責任において/自分達のアートを管理している」って感覚が一番大事だと思っている。


THE HAUNTEDをどう感じてるのか?THE HAUNTEDはどう進んで行きたいのか?表現者としてね。


それを自分達の責任として活動して行くってのが大事なんだ。


それをしなかったら、アートに携わっている人間として「薄まっていく/水増しされていく」事になるからね。ただの普通の商品に成り下がるのか?って事だからさ。


殆どのミュージシャンが其処に踏み込めないのは、恐れているからだと思う。


「商業的な成功」が頭をかすめた時に、それと反対側の自分自身が求めている方向に向うのは非常に恐い事だからね。成功と求める方向って基本的に逆だからね(笑)


 

● 確かにそうだね!僕もアパレルやイベントやラジオでも同じ事を考えているよ。


ヒットソングだけイベントやラジオで流す。人気ブランドや流行のデザインだけお店に並べる……それは楽だけど「普通過ぎて」格好良くないからね。


「個性を捨てる」って「自分を消す行為」に近いからさ。


 

  PETER


ヒロ、その通りさ!!


失敗する/反響が無い/それが恐いからって、止めていくって考えが基準になってしまうと「嘘」になると思うんだ。


『それは絶対にしない様にしよう!』ってバンド結成時から決めていた事さ。


自分達が感じるままに自分達がしたい曲をプレイし、曲を提供していこうって決めたのさ。今でもそれは変わらず自信を持って言える事だね。


そういう意味で、俺達はより良い友人関係を気付いてこれているし、お互いの事/自分自身の事がより判ったきたんだ。


アートってもんは「自分を見つめる」「自分を実感する」って事を差す言葉なんだよ。その工程を「アート」って呼ぶのさ。


前を見て突き進むのも大事だし、その一方では自分を見つめ続けるっていう或る意味では「苦痛」だし「違和感」のある「勇気の必要なステップ」なんだけどね。


音楽以外でも「アート全て」にはそれが必要なんだ。


それを無視して商業的な方向に進んだとしたら、それはROCK BANDとして難しいよね。それはROCKというアートにはあらかじめ用意された「方程式」が無いんだ。


ポップスターではないから、自分で曲を作らないとライヴで演奏する事すら不可能だからね(微笑)


それをせずに既に存在するバンドのイメージや方向性をなぞっているだけだと、「ROCKのもつ幻想世界に陥る」って訳だよね。


ロックスターがいて/それになるにはどう振る舞えば良いか?/その為にはどうすれば良いか?……ってね。


確かにそう考えていけば「金」にはなるかもしれない。『世界中を見てみたい!』って欲望も有るだろうしね。


だが、人間として/アーティストとして成長する事を重んじるのであれば、勇気を持ってヒロの様に反対側の方に踏み出して行かなければいけない…そうだろ?


 

● その通りだね。不安は一人でマンションの鏡の前で見せていればいいさ(笑)


 

  PETER


あぁ!!(笑)反対側に向って踏み出した俺達も金にはならなかったけど、世界中を旅する事は出来ているよ!!(笑顔)


今みたいに色んな最高の奴と出逢える事も沢山有るし(ニヤリ)楽しい経験は出来ている訳だから、恐怖ってもんに自分の進みたい道を妨げられても、許してはいけないし、逃げちゃいけないんだって思うぜ!(大笑)


 

● そうだよね!なら質問順を変えるけど、貴方の音楽を好きな方やこれから好きになる方で、


こんな「不安定な時代」ですら、保証は無いけどしたい事に進みたいと思う学生達や、既に働きながらもギリギリで未だに好きな事にチャレンジしたいと迷いを感じている社会人も沢山います。


でも踏み切れない人が大半だと思うんだよね。


その方達にメッセージを、人生をチャレンジしている先輩としてプレゼントしてくれますか?因みに僕も未だにチャレンジしていますけどね。


 

  PETER


※…この解答に7分以上!!も答えてくれます。


君はとんでもないリアルな質問をしてくれるね!最高だよ!


で、先ずは自分の中で深く深く問いただしてみるんだよ。『自分のしたい事は一体なんなのか?』ってね。


俺の場合はそれが「子供の頃」からハッキリと見えていたんだよ。


それがスピリチュアルな事なのか?事の本質を見極めていたのか?判らないけど、とにかく「アート」に関わる何かをしたいんだ!って事だけをシンプルに判っていた。


その先に何が待ち構えているかは判らなかったけれどね(笑)


よく、色んな人達に聞かれるんだけれども『何でこんな大変な事を続けているの?』ってね。


確かに「偉大なる旅路」だと自分でも思っているし「クソッタレな位に厳しい旅路」であるのも判っているよ。


さっき言ったけど、常に自分と対峙し続けなければいけない訳だし、世界中で関わってくれている人の事を理解していかなければいけないし、本当に「アートの本質」を見極めるって事はそういう事なんだ。


だけど、その中で俺は「有名になりたい」とか「金持ちになりたい」って事は無く、「アートをやり続けたい」って事しか考えてなかった。そう思えた事が凄い嬉しいんだよ。


で、こう答えると相手は『じゃあアートをやり続けて、結果どうなりたいんだ?どうしたいんだ?』って聞かれる訳さ(微笑)


俺が求めているのは「バランスとハーモニー」なんだよ!自分自身の「均整と調和」が欲しいんだよ。


で、その後に相手から言われるのは決まってこうさ!!


『…何それ?』ってね(大笑)『アートで儲けたいんじゃないの?』って続けて聞かれる事になる。


俺は違うんだよね。アートを通じて得られるバランス感覚、そして調和し平穏な気持ちになる事。


本当にそれだけなんだよ。


今もそれは同じだよ。こうやって大人の社会に生きて…まぁこの風貌じゃ大人の社会に生きているって言っても信じてもらえないだろうが(苦笑)取りあえずその姿勢は全く変わっていないよ。


「本当に欲しいのが一体何なのか?」それを見極める事が出来るか?出来ないか?で、この満足感が有るか無いかは決まってくると思う。


この前も子供とキッチンで一緒にいて座っていた時に『こんなに自分にとって大好きな事や大好きな人が自分の周りには沢山有る』って事さ。


大好きな音楽や映像や言葉とか自分がやりたかった「アート」の全てをやれて、今みたいに世界の最高の人達と一緒にコミュニケーションが取れて…『俺の夢が全部叶っているじゃないか!』って思えたんだよね。


そう思い、幸せ感に包まれていてふと『でも、お金には一切なってないな!』って笑っちゃったんだよね(笑顔)


だが、此処まで満足感が高いと必要以上のお金なんて要らないんだよね!


其処に到達出来るか?だと思う。皆がそれ位までに「進みたい道に対する想いが有るか?」だと。


「アートを通じて人と繋がりたい」って事が俺の一番求めていた事だから。


やりたい事を続けて、挙げ奉られる訳では無く、同じレベルで皆とリスペクトし合える様な立場でいられるバランス感覚。それによる心の平穏。


俺が求めていたし、見極めていたのがそれなんだよ。


自分が本当に本当に…クソッタレなほど本当に欲しいものは何なのか?って事を常に考え続けて問い掛け続ける事が大事だよ。


それが見えてきたら自ずと何をしてどんな行動に移せば良いかが判る筈さ!!(笑顔)


 

● 本当にその通りだと僕も思う。僕はでも、もっと売れたいし有名になりたい!!


そうすれば君の様な個性的でヘヴィなアーティストをもっと沢山の人に気付かせてショックを与える事が出来るからね(大笑)


これを聞いたり読んだりした若いアーティストが、もしかしたら将来PETERの前に現れるかも知れないね!


 

  PETER


そうなったら最高だね!!楽しみにしてるさ!!(笑顔)


 

● よくお店や日常の会話で『もう一度学生時代に戻りたいなぁ…』って言葉を仕事をして数年経った社会人の方達から聞きます。


もし「少し未来を一時的に見る事が出来る」「少し過去に戻ってやり直す事が出来る」「現在のまま」の3種類を選べるとしたら貴方はどれをチョイスしてみたいですか?また、その理由も教えて貰えますか?


僕個人としては、「現状のまま」で良いです。過去はもう今までしてきた「あの努力」をやり直すのは懲り懲りですし、未来は一時だけ見るだけだとしても「やる気」が失せてしまうから嫌ですね(笑)


 

  PETER


『ライトヒアー!!』(即答で指先で下を指す)


今のままで良いね!ヒロと一緒だよ。


仏陀の曼荼羅って知っているよね?


その曼荼羅の絵で周りにグルっと描かれている9番目の化身だったと思うけど、<ドギュードローラ ※…僕のヒアリングではこれが精一杯でした>っていうのがいて、炎を背負ってなにやら迷いを沢山持っている人なんだ。


その姿が常に3本の刃をもって描かれていて、仏陀が教えを説く教本を「ブシュ♬」っと突き刺す様な化身なんだ。


で、その3本の刃が表すのが、ヒロが言った様な「過去/現在/未来」って事らしいんだよね。


過去は過去として過ぎたもの!、未来はなるようになれ!って考え方なんだ。


とにかく考え方は「シンプル」なんだよ!!


『これからどうなるんだろう?』って考えや、『こうしていたら今はどうなっていたんだろう?』って考える人は、今に対して凄い恐怖心を感じている人や納得いかない人なんだ。そしてそのように考える人が今の時代だと殆どの人がそう感じていると思うんだ!!アッハッハッ…(大笑)


だけどね、人間は「今」しか無いんだよ!存在出来る事っていうのはさ。


そこから逃げようとしたって、流していこうとした途端に考え方…思考がおかしくなって、更に狂ってくるんだよ。


だからこそ「今を兎に角、生きる」しかないんだよ!!それだけだよ、それだけ!!


 

※…この解答を僕も一生懸命調べたのですが、明確に9番目の化身やら色んな名称が分りませんでした。


仏陀関連は非常に各国によって入り乱れた解釈が有り複雑です。なので出来る限り彼の発言をそのまま掲載しておりますのでご了承下さい。


 

● やっぱり此処だよね!(僕も指を下に向ける)


では、どんな好きな事でもやはり「ルーティーン:繰り返し」は必ず有りますよね?


僕も好きでしている服屋や音楽イベントでも基本はやはり繰り返しです。


たとえ違うアイテムや曲を提供しても活動として捉えれば同じ繰り返しです。


その為にラジオやレーベルやオンラインストアを始めるなど、同じ音楽/ファッションに携わるとしても「新しい手段」を増やし刺激を違う側面から自身に与え続けているのです。


さて、質問です。アルバム制作/ツアーの繰り返しといったバンド活動のルーティーン対する苦しみって貴方は感じた事が無いですか?


以前に聞いたソロの音楽活動の他に、アーティストとして違う側面で発散/発表している事って何か有りますか?


 

  PETER


全ては自分の頭の中で繋がっているからね。


全てのアートというものは全てが関わっている大きなもので、その中に全てが存在している。


それを突き詰めていくと、アートの核となる部分は「コミュニケーション」なんだよな!!本質としてはね。


その色んなものを創作していく中で、お金になるもの/ならないものも沢山有るけど、やはり「生活をしていかなければならない」という部分を含めて、全てが「連続した動き」として「繋げて」いかなければいけない。


そうしないと成り立たないし、自分としては物足りなく感じてしまうね。


だから俺は作曲もするし、本も書くし…今、俺は<ALL MEN ARE IDIOTS:全ての男は馬鹿ばっかり>ってタイトルで本を執筆中なんだよ!(大笑)いや…今はやっと準備段階を終えたばかりって感じだけどね。


構想や設定が出来て、この後に9〜10ヶ月をかけて、実際の執筆に取り掛かると思うんだけど、内容はタイトル通りに性別からくるアイデンティティとか、男性たるものの在り方を歴史的に確立し、検証していく感じだね。


60年代にフェミニストムーブメントが始まって、其処からの流れを書いていくって考えているんだけどさ。


あとは、勿論「ポエトリー:詩」も書くし、「デッサン:絵」も描くし、あらゆる事をしているよ。


最近は昔から有った大年のアート方法に加えて、メディア(PC)を使ってアートをコントロールする様な新しい事も生まれてきている訳で、100年前には無かった道具が俺達には有るって事。


これは非常に興味深い事だね!!


俺が昔は紙の上に描いていた事が画面上で、人の心を読み取る様な事すら可能になっている訳だからな。今後のアートがどうなるか?ってのも興味が向っているよ。


そうやって俺もヒロもそうだけど、新しい開拓をドンドン止めないで進んで行くと、「個人能力のキャパシティー」が広がっていくと俺は思うし、その前に立ちはだかる「固定概念」を、守りに入らず打ち崩していかなければいけないな。


ただヒロの言う通りに「ルーティーン:型に嵌まる」ってのは、必ず好きなアートでも起こりえる事だね。現実的に考えてもさ。


今は「キャピタリスト:資本家」社会だから、好む/好まない関わらず、繰り返さなくてはいけない事が出てくるよね。でも、それは構わないぜ!!


ヒロや俺らみたいに『型に嵌まるのが嫌だ!』『マニュアルなんてクソ喰らえ!』って思う奴らもいれば、型が無いと動けない人もいる訳だからね(笑)


俺自身は意味合いはちょっと違ってくるけど、型なんて要らないし、心地良いと思わない。しかし好きな事柄だったら邪魔に感じる事もない。


要するに考え方一つって事だよね。幾ら好きなアートで型に嵌まっても、自身の心が嵌まっていなければ、自由に動ける訳だからね!!コレもヒロと同じ考えだな。


 

● 僕はどのカルチャーでも、好きなアーティストだったら自信に溢れている方が好きですし、そうあって欲しいと思っています。


僕自身も規模はまだ小さいながら表に立っている人間と自負しているので、独自の考えや活動で自慢出来る事は一杯有ります(笑顔)


貴方自身で他に無い自慢出来る事を具体的に言って貰える事は可能ですか?


 

  PETER


ん?…(ニュアンスをもう一度説明したら)あぁ、なるほどね!!(笑)アッハッハ!!


やっぱり自分がどう違うか?なんて判らない。だけど俺自身がしたい事ってのは、しっかりと見えている。


人とのアートを通してのコミュニケーションがしたいし、そして自分のしている事もちゃんと冷静に理解し、判った上で行動しているしな。


そんなシンプルな事だけど、それが出来ている人が実は今は余り多くいないって事が、俺自身を「他者と差別化している」って事に繋がるのかなと思うよ!


それが違うんじゃない?(笑)…俺は人を楽しませようとは思っていないんだ。寧ろ『見ている人や聴いている人の心をズタズタに引き裂いてボロボロにしてやろう!』って考えているんだよな(大笑)


<アート>っていうのは、実はそうあるべきなんだと…やるべきなんだと俺は思っているから(※…真剣な表情で僕の目を見て言いました。凄い印象的だったなぁ)


そんな<アート>も最近は少なくなったよね。人に何かを感じさせるのがアートだと思うし、自分の周りにいる本当に頭の狂った考えの人や感情性が豊か過ぎる人が側にいたら、頭が落ち着かないだろ?心が穏やかにいられないだろ?


そういったのが本来のアートって姿なのさ!!そうあるべきなんじゃないかって思う。


安全なコーナー(場所)に自分の身を潜めて『此処なら大丈夫だ!』って思っている人が、その<アート>に触れたが為に其処から引きずり出されて「混乱やインスピレーション」を得たり、普段では起こりえない「感情」を引き出されたりとか……そういった事を提供し共有していきたいと思っているんだよ。それがさっき言ったコミュニケーションって事なんだ。


あとはもう一つ、今のこの世界は本当に狂っているけど『何が欠けているのか?』ってのを指摘していきたいと思ってもいるんだ。


何が欠けている?…それは人間が生きていく中で「目に見えている事の殆どが幻想だ」という部分。


「リアルエッセンス」(※…本当に必要なものって意味合いだと思います)ってのは、実は「その他諸々」と皆が見えていたり/感じていたりする、その中に含まれているんだ。


それが見え難い時代になっているからなんだ。


その部分を俺のアートを観て/聴いて感じてもらって、『もしかして本当に探していたのは、これだったんじゃないのかな?』って気が付いて貰える様な活動をしていきたいんだ。


そのオマケの部分(その他諸々)を無視して楽しむ事も決して悪い事とは思ってないよ。


だけど、その目に見える部分の奥を自身の意識で見てみようとすると、其処に有るのは「愛」かも知れないし、その人自身の「根源」だったりするかも知れないし……やっぱり、全ての<アート>と<それを受け取る人達>がそうであって欲しいよね。上っ面の飾りつけの部分を手掛ける/楽しむだけでなくてさ。


でも<ROOTLESS:根なし草>で良いんだよ!何処にも属さなくって良い!って考えかと言ったら、それは違う。


その考えは「20世紀の最大の誤解」だと俺は思う。


やっぱり何処かにしっかりと根付かせていないと「本当の意味での自由」は無理なんだよ。


そういう意味でも其処から自由になる事ばかりを考えている事もけっして「革命」とは思わないし、それによって「人間がより良い方向に変わっていく」とも思っていないよ。


そういった本質をちゃんと見極めつつ、一方ではやはり「ナイスな奴」でいるべきだし、陽気さや創作意欲を見失わずにいたい。


そんな感覚を、質問されて考えてみると「大事にしたい」と思っているよ。


結局、恐怖心から保守的にならないでいられるのが、俺自身の他との違いだと改めて思うよ。


 

● 凄い共感します。僕も自分が本気で好きでなかったら自費でもこうやって東京に取材に来る事なんてしませんしね。それが僕の個性です(笑顔)


今日のインタビューは如何でした?


 

  PETER


最高だね!!有り難うよ!!この後のライヴで仕返しするからな(満面の笑み)


 

<あとがき>


以上になります。


これは書くべきか迷いましたが、国内の音楽専門誌の誌面で掲載されていたので書きます。


バンドのギターリストである<Patrik Jensen>がもう一つのプロジェクトバンド<WITCHERY>で来日した時のインタビューで、バンドだけでは生活が難しくセカンドジョブをしているって話です。


ある意味で2000年以降のスラッシュメタル復興の第一人者である<THE HAUNTED>のメンバーで有り、全世界でアルバムもリリース&ワールドツアーに普通に廻れるバンドですら…インタビュー時のプライヴェートの話では、僕も色んな海外/国内のバンドの事情は知っていますし話もします。


ですが誌面上を通して読んだ時は本当にショックでしたし、ファンとして反省しました。この<Peter>のインタビューもその辺を思わせる内容の一部が有ります。


僕の勝手な想いですが格好良いライヴと曲を提供してくれるバンドには贅沢をして欲しいと思います。


それはやっぱり最終的にそれを楽しみ影響を受けるファンの力が全てだと思います。僕はもっと彼等を応援していく気です。


皆さんも『次はお前でなく自分がインタビューしてやるぞ!』って気持ちで共鳴してくれたら嬉しいなぁと思います。


バンドが本気で人生を賭けているなら、応援をしている人達も大事な小遣いや時間を少しでも賭けてみませんか?


 













































 

『今回の来日公演映像です!!』




 

『最新作からのPVはコチラ!!』




 

『自分を抑える事が出来なくなる歴史的名曲!!アルバム“rEVOLVEr”に収録』




 
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